来年で71回目を迎える「逗子市内一周駅伝競走大会」の大幅なコース変更が10月7日、エントリーを希望するチームの監督会議で発表された。
神奈川県内でも公道をコースにする駅伝が毎年減っていく中、同大会は市内のほぼ全地区の公道をコースにしてきた。逗子アリーナ(逗子市池子)前をスタートし、JR逗子駅、久木小学校、京急神武寺駅、池子トンネルを抜け、JR東逗子駅、消防署前、商店街、小坪を回り、逗子アリーナに戻る6区間27.6キロだった。
来年1月14日開催のコースは池子の森自然公園400メートルトラックをスタートし、自然公園内を周回。久木中学校グランドを抜けて、これまでの2区・3区のコース(神武寺駅~池子トンネル~東逗子駅~消防署)を走り、ゴールが小坪海浜公園脇という5区間21.7キロとなる。
逗子警察署協力の下、交通規制は最小限とし、全面通行止めはスタートの一定区間のみだった。コース変更の理由は、「JR逗子駅周辺の市街地の渋滞解消と車をすり抜けるように走るランナーの安全を確保するため」だという。
同大会では2004(平成16)年以来、20年ぶりの大幅な変更となる。当初はJR逗子駅前をスタートとし、逗子市立図書館付近をゴールとしていた。
主催する同市文化スポーツ課の香山智課長は「今後も公道を使って大会を続けていくための変更。主管の陸上競技協会、逗子警察とともに検討を重ね、決定した」と話す。