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逗子ビーチキャンドル 持続可能なイベント目指し1万2000本ともす

高校生、あおくんが考案したSDGsをモチーフにしたデザイン

高校生、あおくんが考案したSDGsをモチーフにしたデザイン

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 イベント「Zushi Beach Candle(逗子ビーチキャンドル)」が10月7日、逗子海岸中央付近で開催された。

「逗子ビーチキャンドル」と同時に行われた「ナイトウエーブ」とプロのウインドサーファーによるパフォーマンス

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  2015(平成27)年、逗子葉山青年会議所が「キャンドルナイト」の名称で始めた同イベントは昨年、市民による実行委員会も立ち上がり、キャンドルの数も初回の4500本から今年は1万2000本になった。

 文字や絵柄ごとに作成されたキャンドルの配置図を基に、14時からプラカップを置いていく作業を行った。市民が徐々に集まり、16時過ぎには準備が整い、16時30分、実行委員の合図で点火スタート。

 風よけのためのプラカップの下にキャンドルを置き、点火棒で一つ一つ火をつけ、カップをかぶせ直し、ギュッと砂浜に押し込む。家族連れも多く、小学生らも熱心に参加する姿が見られた。17時を過ぎて日が沈むと、暗くなった砂浜に浮かび上がったイルカや市章、ハートなどの前で写真を撮る人が増えていく。今年最も大きい作品は葛飾北斎の富嶽三十六景だった。

 実行委員長の中村達矢さんは「これまではキャンドルの火で溶けてしまうと、ごみになってしまうプラカップを風よけとして使ってきたが、持続可能なイベントを目指し、使い続けられるポリカーボネート製のカップに変えていくことなった。今年は1万2000個のうちの2000個だが、寄付や協賛社を募り徐々に増やしていくつもり。イベントが続いていくように」と力を込める。

 同時開催となった光の波プロジェクト「NIGHT WAVE」やプロのウインドサーファー5人によるパフォーマンスにもカメラや携帯電話を向ける多くの人で夜の海岸がにぎわった。

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