イベント「Zushi Beach Candle(逗子ビーチキャンドル)2022」が10月22日、逗子海岸中央付近で開催された。
波が青白く発光するように見せるアートイベント「NIGHT WAVE(ナイトウエーブ)」
2015(平成27)年に「キャンドルナイト」の名称で始まり、現在のイベント名に変わってから4回目となる同イベント。昨年と一昨年の2年にわたり新型コロナウイルス感染禍で開催できず、3年ぶりの開催となった。
当日は、イベント実行委員会のメンバーが砂浜に作った横50メートル、縦20メートルのキャンバスを1000区画に分け、556枚の設計図通りにキャンドルを並べた。今年のキャンドル数は1万本。キャンドルの数は、4500本、7500本、1万本と、年々増えているという。14時には市民も集まり始め、15時頃には1万本のキャンドルを並べ終え、16時30分にキャンドルに火がともり始めた。
日が落ちた会場に富士山や地球、市の市章やハートマーク、ヤシの木などが浮かび上がった。子どもが「これは何の形に並んでいるの」と親に聞いたり、絵柄の中に交代で入り撮影したりする家族連れが多く、いろいろな角度から撮影をする人で会場はにぎわった。
海岸では、波が青白く発光するように見せるアートイベント「NIGHT WAVE(ナイトウエーブ)」やフラダンスショーも併せて開催。逗子海岸の秋を多くの人が楽しむ様子が見られた。
実行委員長の中村達矢さんは「予想以上に多くの人が集まってくださり、特に点火時間には、準備した点火用具150個があっという間になくなるほどだった。当初から世界に向けて発信したいという理想があったので、世界的に落ち着かない状況だが、平和を願い、こうして実現できてよかった」と笑顔を見せた。