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逗子でKAAT神奈川芸術劇場のキッズ・プログラム 主役は白石加代子さん

横浜で行われたワークショップ。逗子では8月4日に(提供=KAAT神奈川芸術劇場)

横浜で行われたワークショップ。逗子では8月4日に(提供=KAAT神奈川芸術劇場)

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 KAAT神奈川芸術劇場(横浜市中区)のキッズ・プログラム・芝居「さいごの1つ前」が8月6日、逗子文化プラザホール(逗子4)で開催される。同ホールとの共催となるが、逗子では同劇場主催の公演は初めて。

横浜で行われたワークショップ。逗子では8月4日に(提供=KAAT神奈川芸術劇場)

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 芝居は、天国と地獄の分かれ道で、なくした記憶を探す話。作・演出は、同作で自身初のキッズ・プログラムを手がけた松井周さん、主役は芸歴50年の白石加代子さんが務める。

 同劇場制作課の佐藤梓さんによると、「キッズ・プログラムとしては異色ともいえる顔合わせ」で、「子どもたちと一緒に楽しめる、遊べる作品を創りたいという松井(さん)の思いから、上演中のコミュニケーションや事前ワークショップを用いて、子どもたちと共に作品を創り上げる。劇中、出演者が舞台上から客席へさまざまな問いを投げかけ、拍手や足踏みで答えてもらい、子どもたちの反応からヒントを得て物語が進む演出は、この作品の特徴の一つ。子どもたちにも積極的に作品に参加してもらう」と話す。

 上演に先駆けて8月4日、逗子文化プラザホール・ギャラリーで松井さんと美術・衣装の長峰麻貴さんがファシリテーターを務め、小学生(3~6年生)を対象とした「創作ワークショップ」を開催。物語に登場する「人気のない地獄」を「すてきな地獄」に変えるアイデアなどを出し合う。開催時間は13時~16時。参加無料。

 6月24日、横浜で行われた同様のワークショップについて、「すてきな地獄の制作では、子どもたち一人一人のやり方でアイデア満載の地獄を表現していた」と佐藤さん。創作した作品は公演の中で俳優が観客に紹介する。「作品作りの一部に参加できる特別な経験になる」という。

 佐藤さんは「昨年、初演を見た保護者から、子どもの感想を聞いて『そういう見方があるのかと驚いた』というような感想をもらった。想像力豊かな子どもたちが見て感じることは、大人の想定をはるかに超えることがある。子どもたちは今までにない形で夢や想像を広げられる。親子で舞台の感想を話し合うことも貴重な機会になるはず」と呼びかける。

 13時30分開場、14時開演。チケットは、大人=4,500円、子ども(4歳~高校生)=1,000円、ペア券(大人1枚・子ども1枚)=5,000円、神奈川県民割引券(在住・在勤)=4,000円。

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