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昭和20~30年代の小坪を描いたマップ「小坪散策絵図」 イベントで原画展示

「昭和二十~三十年頃の小坪散策絵図」を制作したeri.Miyaさんと協力した義母の洋子さん

「昭和二十~三十年頃の小坪散策絵図」を制作したeri.Miyaさんと協力した義母の洋子さん

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 昭和20~30年代の小坪を描いたマップ「昭和二十~三十年頃の小坪散策絵図」の原画が6月10日・11日、イベント「ずしグリーンライフフェス」で展示される。

「昭和二十~三十年頃の小坪散策絵図」の一部

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 同絵図は逗子の池田通りにある生花店「とがり園芸」(逗子市逗子1)店主の妻eri.Miyaさんが制作し、4月に店頭で販売し始めたもの。もともと地図が好きで、地図に残る仕事がしたいと思っていたeriさんは、結婚して暮らすようになった小坪のイラスト地図「逗子小坪みちくさMap」を子育てや店の仕事をしながら10年かけて2020年に完成させた。

 eriさんは「最初のみちくさMapを作るために夫の母や地域の年配者たちから話を聞いているうちに、かつてのこの土地の風景を絵地図にできたらいいなと考えた。最初は1人、2人に話を聞ければいいかと思っていたが、子どもの頃の話は生活していた範囲が狭く、結局、1932(昭和7)年生まれの『みよちゃん(子どもの頃の呼び名)』から1951(昭和26)年生まれの『いしいくん』まで、主に10人の話や史料を中心に地図にまとめた。路地までたくさん歩いた」と話す。「絵地図を描くことで、なくなってしまった風景を描き出せた。これを見て歩いたり、戦後の小坪の暮らしを思い浮かべてもらえれば」とも。

 嫁に昔の話をした洋子さんは「小さい弟妹を連れて切通しを越え、材木座の海岸へ遊びに行ったこと、屋号で呼び合っていたこと、家の裏山には門松用に松を植えていたことなどを面白がって聞いてくれた。特別な話ではないと思うが、昔の逗子を知ってもらえることに役立つならと」と笑顔を見せる。

 「昭和二十~三十年頃の小坪散策絵図」はA2サイズで、片面カラーオフセット印刷。価格は800円。「とがり園芸」で販売している。

 ずしグリーンライフフェスは10時~16時、逗子文化プラザ交流センター(逗子市逗子4)で開催。

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