クイズ&ポイントラリー形式のエコツーリズムイベント「ツール・ド・逗子」が5月28日、亀岡八幡宮(逗子市逗子5)をメイン会場に開催される。主催は市民団体「歩行者と自転車のまちを考える会」。
「環境にやさしい自転車で三浦半島を回り、地域再発見!」をテーマに掲げる同イベントは今年で14回目。参加者たちは当日、警察や実行委員による安全教室を受けた後、自分の脚力に合わせて行きたいポイントを目指し、自転車で出発する。逗子市内を徒歩で回ることもできる。
今年のポイント参加店・箇所は12(逗子市8店、葉山町1店、横須賀市2カ所、三浦市1店)。その一つで、昨年12月にオープンしたビンテージ自転車専門店「CALI BIKES(カリバイクス)SC」(逗子市池子3)は、一般では入手困難な1990年代生産までの自転車を米カリフォルニアから直輸入して販売。県外からの客も多いという。自転車を分解して洗浄するスペースと部品を組み上げるスペースを分けている工房が特徴。店主のNobu 加納さんと松本征之さんは「イベントでこの店を知ってもらい、ビンテージ以外の自転車でもメンテナンスに来てもらえたら」と期待を寄せる。
クイズポイントは公園など8カ所。4市1町(横須賀市、鎌倉市、逗子市、三浦市、葉山町)の首長が話し合う「三浦半島サミット」で、サイクリングで連携協力する「自転車半島宣言」が行われたのを機に半島各所に設置されたマイルストーン(記念撮影用モニュメント)も2カ所(横須賀市・三浦市)含まれている。ポイントに行き、三択の中から答えを見つける。
これまでは亀岡八幡宮がスタート・ゴールだったが、今年は初めて久里浜港(横須賀市)の乗り場にもスタート地点を設けた。ポイントを選定した会の一人、三浦清洋さんは「半島の南から太平洋自転車道を逗子まで北上してくるコースもお勧め」と話す。
境内ではキッチンカーや中古自転車販売などの出店もある。
同会の谷守弘会長は「交通ルールを守りながら、逗子をはじめ三浦半島のお薦めの店や名所を巡ってほしい。競争ではないので、家族連れで参加する人も多い。自分の体力・脚力に合わせて楽しんで」と呼びかける。
スタートは9時~16時の間。ゴールは17時まで。参加料は200円(小学生以下は100円)。小学生以下は保護者同伴。