葉山町が同町商工会青年部と進めている「秘密基地プロジェクト」の「秘密基地」が5月14日、プレオープンした。
担当の同町政策課の山田悠司さんは「町長が以前から、『葉山の魅力は海だけではなく山もあることを伝えたい』と話していて、未来へつないでいくために里山を再生する取り組みを進めている。その一つとしてこのプロジェクトを商工会青年部と協力して進めてきた」と話す。
秘密基地は横須賀インターチェンジから車で5分ほどの場所(木古庭)で、森林部含めて4.2ヘクタールの広大な敷地にある。青年部が2018(平成29)年に本格始動した際、最初に取りかかった作業は敷地に向かう道の整備だったという。敷地は荒れ地になっていて、草刈りや倒れた木の整理、石拾いなどが続いた。
整地作業が進む2019(平成30)年6月には「プレお披露目会」を開き、桜、レモン、梓(あずさ)の植樹や畑作りなどをした。毎年夏には雑草と戦いながら、ツリーハウス、ジップライン、芝そり、ピザ窯などを作ってきた。
山田さんは「本年度は日曜のみ団体向けにプレオープンして、利用する皆さんから感想などを聞き、利用方法など整えていきたい。自然豊かな葉山だが、子どもたちが安心して遊べる場所があまりないので、広い里山で思いきり遊び回り、楽しんでもらえたら」と呼びかける。
利用時間は9時~17時(冬季は16時まで)。申し込みは町のホームページで受け付ける。