見る・遊ぶ

恐竜と児童が笑顔でモーニングラン 逗子・久木小でPTAが企画

始業前、ティラノサウルスと校庭を走る久木小学校の児童たち

始業前、ティラノサウルスと校庭を走る久木小学校の児童たち

  • 43

  •  

 逗子市立久木小学校(逗子市久木2)のPTAが昨年11月に始めたモーニングランニング部(以下、モーランぶ)に1月から、ティラノサウルスに扮(ふん)した保護者が登場して笑顔で走る児童が増えている。

山本さんがティラノサウルスになる様子を見守る児童たち

[広告]

 「モーランぶ」を小学校に提案した同校出身の山本知永さんは「昨年、保護者としてPTA活動に参加したことがきっかけで、子どもたちに運動する習慣を作ることができないかと考えた。コロナ禍でいろいろなことが駄目と言われ、親も子も閉塞(へいそく)感を味わってきたが、工夫すればできると思った」と話す。

 6年生の時、校庭を5周走るとシールがもらえたことを思い出した山本さんは、始業前に校庭を走ることを提案。学校との話し合いで、「熱中症の危険がある夏は避け、保護者の同意を得るために、当日の検温結果と緊急連絡先を記載するシートが必要となった」と山本さん。日本一周(北海道からスタートし、沖縄まで47回参加スタンプを集めるとゴール)の参加証を作り、11月、全校児童に配布した。

 山本さんたちは「先生に負担をかけず、保護者で対応できることは対応しよう」と救急セットも携帯し、11月15日に始めた。火曜・木曜の8時ごろから始業前の約10分間、校庭を走る。参加する児童は30人~40人だったが、寒さが増す中、高学年の参加が減ってきた。「何か起爆剤が必要と考え、ティラノサウルスをかぶることを思いついた」という。

 2月21日の取材当日、登校した児童は教室にランドセルを置き、参加証を持って校庭に集合。スタンプを押してもらうと次々に走り出す児童、山本さんがティラノサウルスになる様子を見守る児童などの姿が見られた。ティラノサウルスが走り始めると、追いかけるように児童たちが校庭を走る。立ち止まっている男子児童は「恐竜と走りたいから、ここで待ってる」と言い、1周走って自分の前に来たティラノサウルスの横を走り始めた。参加している理由について、2年男児は「早く走れるようになりたいから」と答え、3年男児は「体力をつけたいんだけど」と息をはずませた。「47回走ってゴールしたら、何がもらえるの」と楽しみにする児童も多いという。

 走り終えた山本さんは「実際に始めてみたら、考えていた以上に子どもたちがこうして楽しんで体を動かす場を欲していたのではと強く感じる。恐竜の周りにいい笑顔があふれている」と話す一方、「久木小学校は来年度から老朽化による建て替え工事が始まり、走る場所を確保できるかどうか心配だが、このまま継続してければと思うし、他の学校にも広がれば」と期待を込める。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース