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逗子の「なぎさ橋珈琲」一時休業し解体へ リニューアルに期待も

休業前日の10月16日、閉店間際の「なぎさ橋珈琲」建物正面

休業前日の10月16日、閉店間際の「なぎさ橋珈琲」建物正面

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 逗子海岸に臨むレストラン「なぎさ橋珈琲(コーヒー)」が10月17日、店舗老朽化による大規模改装工事を行うため一時休業に入った。

一時休業の案内

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 1981(昭和56)年、ファミリーレストラン「デニース 逗子店」として建てられた建物は、オレンジの屋根が特徴の平屋建て。2009(平成21)年に現在の「なぎさ橋珈琲」に経営が変わっても、外観・内装はほぼそのままで使われてきた。飼い犬を同伴できるテラス席や大きな窓の海側の席では、逗子海岸や富士山、江の島の眺望にカメラを向ける人も多く見られた。

 現在、店の入り口には「長い歴史とお客さまの思い出が詰まった店舗を建て直すことは大変心苦しい」「新しく生まれ変わることで、これまで以上により多くのお客さまの記憶に残るなぎさ橋珈琲を築いていけると信じている」と書いた一時休業の案内を掲出している。

 今年、店長になったばかりという松延壮さんは「地元の常連さんに愛されている店。いったん、全て壊して新しく建て直すが、平屋で、雰囲気はあまり大きく変えない予定」と話す。隣接する運営会社の敷地も使い、建物もテラス席も広くなるという。

 休業前日の16日は、テラス席を順番待ちする客が並ぶ様子が見られた。「デニーズ」だった頃から利用してきたという近くに住む男性は「逗子デニ(デニーズ)からなぎさ橋珈琲に変わった時、外装も内装も変わらなかったので少しホッとしたことを覚えている。いよいよ今度こそなくなるんだという寂しさもあるが、抜群の景観なので、テラス席が広くなることに期待したい」と話す。

 リニューアルオープンは来年4月上旬を予定する。

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