葉山町が6月1日、地元のエシカル活動を募集・紹介する「はやまエシカルアクション」事業を始めた。
「葉山オリジナル婚姻届」「パートナーシップ宣誓書」「メモリアルカー ド」「ポストカード」
同町によると、エシカルとは「本来、人間の持つ、良心に基づく考えや行動」のことで、環境を守るためにプラスティックゴミを削減したり節電やエコカーの利用をしたり、フェアトレード商品の購入など日常の生活の中でできるたくさんのアクションがあるという。
同町ではSDGs目標12「つくる責任つかう責任」を達成するため、2019(平成31)年9月から地元の住民や事業者と連携を図り、「はやまクリーンプログラム」を推進している。第1弾では「プラごみ削減に向けた取り組み」として、公共施設でのペットボトル飲料販売中止などを始めた。2021年3月には「はやま気候非常事態宣言」を発表した。
このほか、フォルクスワーゲングループと連携した電気自動車導入、セイラーズフォーザシー、カシオ計算機と環境保全に関する協定を結ぶなどの取り組みも行ってきた。町企画課の安藤久瑠美さんは「環境に配慮した取り組みを行っている地元事業者を紹介していきたい。個人賛同者も募集して町を挙げた大規模なものにしていきたい」と話す。
ホームページには「エシカルアクション」専用ページを新設した。事業者・団体、個人別に説明文を掲載し、同アクションを実行している事業者・団体の紹介を行うほか、個人賛同者にはオリジナルポストカードを進呈する。
このほか、町では啓発活動として、「葉山オリジナル婚姻届」「パートナーシップ宣誓書」「メモリアルカー ド」「ポストカード」を作成。デザインは「ホエールアーティスト」のあらたひとむさんが担当する。
安藤さんは「現在約40の事業者・団体に賛同いただいている。1000の事業者、全町民3万3000人の賛同を得ることを目標に掲げ、『環境の町』を世界に発信したい」と意気込む。