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3年ぶり「逗子海岸映画祭」 人数制限しながら、早朝ビーチクリーンも

逗子海岸映画祭の初日、会場前から列ができる

逗子海岸映画祭の初日、会場前から列ができる

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 ゴールデンウイークの風物詩になっている「逗子海岸映画祭」が3年ぶりに4月28日から逗子海岸東浜で開かれている。

(左から)逗子海岸映画祭を主催するCIMEMA CARAVANの長島源さん、ビーチクリーンを応援する「じもと洗剤」の木村きむちん正宏さん、逗子30'sプロジェクトの田中美乃里さん

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 2010(平成22)年から始まった同映画祭は「Play with the earth(地球と遊ぼう)」をコンセプトに、国内外の映画を各日1作品、300インチの野外スクリーンで上映する屋外型映画祭。砂浜にクリエーターたちが会場を作り上げ、飲食ブースやワークショップスペース、スケートランプも併設する。市外、県外からも多くの来場者があるが、新型コロナウイルス感染拡大を考慮して2020年、2021年と中止した。今回も例年の約半分の入場者にするため、チケットは完全予約制とした。すでに完売した日もある。

 11回目の初日となった28日、開場前から砂浜に入場する人の列ができた。会場に出店した「逗子葉山常備菜研究所 お結び処(おむすびどころ)」のおむすびは2時間で完売した。同祭発起人メンバーの長島源さんは「お客さんでにぎわう会場を見て、こういう光景だったな、開催できたんだなと思えた。あちこちで久しぶりに会った人たちが同窓会のような雰囲気になっていた」と笑顔を見せる。

 主催の「CIMEMA CARAVAN」は現代美術家・栗林隆さんと組み、同映画祭を通してローカルコミュニティーの形成が認められ、6月に独・カッセルで開催される現代美術のオリンピックともいわれる祭典「Documenta fifteen」へ招待されたという。長島さんは「今回の映画祭はその祭典で披露する作品の実験の場にもなっている」と話す。

 映画祭は5月8日まで。荒天中止。

 期間中、同祭実行委員会は市民団体「逗子30'sプロジェクト」と協力して、毎朝6時からビーチクリーンと、海岸に3カ所あるごみステーション付近の片付けや分別を行っている。初日も市民ら20人以上が集まった。誰でも参加できる。集合は逗子海岸中央ゴミステーション前。

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