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逗子海岸沖にアオリイカ産卵床 地元の間伐材を利用

産卵床としてまとめた間伐材を漁船に積み込んで海へ

産卵床としてまとめた間伐材を漁船に積み込んで海へ

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 逗子の小坪漁業協同組合が地元のマリンスポーツ業者らと共に4月28日、海岸沖にアオリイカの産卵床を設置した。

「逗子葉山ダイビングリゾート」のダイバーたちにより、産卵床を設置(提供=逗子葉山ダイビングリゾート)

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 同組合では数年前までアオリイカ漁も行われていた。産卵場所となる海藻の減少とともに個体が減っている。

 逗子海岸沿いにある「マリンボックス100」(逗子市新宿2)社長の小林太樹さんは「昨年秋、釣りをしていて、アオリイカが本当に釣れなくなっていることを実感していた。同じ不安を持っていた釣り業者YAMARIAの方から産卵床設置の話を聞き、日頃一緒に磯焼け対策やビーチクリーンなどの環境保護活動をしている漁業協同組合の漁師やダイビングの仲間に声かけをして産卵床の設置が実現できた」と話す。

 4月25日、海岸に面する披露山(ひろやま)からシイの木の間伐材を小坪漁港前に運び、翌日、漁師らと共に数本ずつ束ねて産卵床を3つ製作。28日、土のうと共に漁船で沖に運んで沈めた。1つは「逗子葉山ダイビングリゾート」のダイバーたちにより、水深18メートルほどの深さに置いた。

 小林さんは「これからの時期に産卵し、個体が増えるかどうかは来年以降にならないと分からないが、産卵できる場所があれば魚は戻ってくるはず。定期的にモニタリングをし、産卵の様子などは発信していきたい」と期待を寄せる。

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