アイスクリーム専門店「CREMAHOP(クレマホップ)」(逗子市逗子1)が2月5日、逗子銀座商店街にオープンした。
店長の小松原和明さんは小さいころからアイスクリームが好きでアメリカ西海岸にあるようなアイスクリーム専門店を夢見ていたという。「飲食業の会社に入社して出会った妻と一緒に、店を持つための準備を約10年してきた。転勤で北海道から関西まであちこち住んだが、5年前に逗子に移住した。逗子の人たちはみな優しく、ここで店が持てたらと物件を探していた」と話す。
フレーバーはすべて横須賀の自社工場で自ら監修し作っている。「クリームや砂糖も安心な物なのでたっぷり使っている。それぞれのフレーバーはその味だけでなく果肉や素材そのものを楽しんでいただける。ビーガンにこだわった6種類(チャイラテ、コーヒー、シリアルレモンソルベなど)をはじめ、クラシックメニューとして、ピンクソルトキャラメル、チョコレートブラウニー、ラズベリーチーズケーキ、宇治抹茶あずきなど約20種類をそろえた。3月からは月ごとに季節限定の味も提供していく予定」と小松原さん。
アイスクリームは、シングル=420円、ダブル=620円、トリプル=820円、クワトロ・ホップ=860円、キッズ=330円。ビーガンメニューも同料金。コーヒーは、ラテ、モカ、エスプレッソなど8種類で、大きさは、ショート=310円~、トール=380円~など。紅茶はロイヤルミルクティー(ショート=390円~)、ルイボスフルーツティー(ショート=450円~)、ラズベリー&ピーチレモネード(ショート=470円~)、ホットヌテララテ(ショート=460円~)。追加料金なしで牛乳を豆乳への変更にも対応する。
小松原さんは「店の特徴の一つは試食をして、味を知っていただきたいこと。2種類3種類と試食を勧めるようスタッフに伝えている。ドリンクだけの方でも試食していただきたい。もう一つは特注で作ったアイスクリームを保存するディッピングケースと、アイスをすくって盛り付けるスプーン。ケースは中身がお客さんから見えないが、これが西海岸のスタイルで、空気に触れる時間が短いのでおいしさを保(たも)てる」と話す。
席数は30席。店舗面積は24坪。天井も高く、イメージは「米・西海岸にあるような小屋」という。段差をなくし、ベビーカーや車いすの入りやすさにも配慮する。「西海岸では夕食後に家族でアイスを食べにくるので夜まで営業していると聞く。実はまだ西海岸には行ったことがないのにあこがれだけでここまできた。逗子の地域で子どもから高齢者まで皆さんのリラックスできる場所になりたい」と笑顔を見せる。
営業時間は9時~21時(まん延防止等重点措置期間中は9時~20時)。