日本フレスコボール協会(東京都)が昨年12月28日、年間の戦績を含め最も活躍し、感動を与えた各カテゴリペア1組を発表し、逗子フレスコボールクラブ(以下、ZFC)所属の外山祐次さんが最優秀ペア賞男子カテゴリ、ミックスカテゴリ2部門で表彰された。
ミックスカテゴリで2021最優勝賞の落合真彩さんと外山さん(提供=日本フレスコボール協会)
2019(平成31)年3月に設立したZFC立ち上げに貢献し、副会長を務めてきた外山祐次さんは「2016年5月頃、今、クラブの事務局長でもあり、会社の上司でもある奥村和秋さんに誘われて逗子海岸で始めた。最初は遊び感覚だったが、その年の夏のジャパンオープンに参加。40歳で優勝した藤元さんが『この年齢でもできる』と話したことに感動して本気になり、逗子海岸でも熱心に練習し、仲間を増やしてクラブも設立した。今回の受賞もクラブの皆さんや家族が応援してくれたおかげ」と話す。
男子カテゴリは新城悠也さん(フリー)とのペアで「ビオレUVアスリズムフレスコボールジャパンオープン」優勝のほか、年間最少落球ランキング、年間総打数ランキング、年間アタック数ランキングで1位。外山さん「フレスコボールはコーチなど指導者がいないので、自分たちで1球1球のスピードや高さ、質などを研究し、お互いに時にはケンカになるくらい熱心に話し合って高め合った。もちろん技術だけでなく、同じモチベーションで向き合えるかどうかも大切」と力を込める。
ミックスカテゴリは落合真彩さん(フリー)との表彰で、同カテゴリで年間最高得点をたたき出している。落合さんも新城さんも逗子でクラブを作ろうとしている頃からの長い付き合いという。
ZFCでは2020年に発足した「フレスコボール沼間クラブ」と共同で無料体験会を開催したり、逗子市スポーツ協会主催の「スポーツの祭典」に参加したりとフレスコボールの普及に貢献してきた。今月、逗子小学校では体験授業にも協力する。4月には「FRESCOBALL JAPAN TOUR 2022」の大会の一つを藤沢の会場で湘南鵠沼フレスコボールクラブと共催する。
外山さんは「年齢に関係なく、何歳からでも始められるスポーツ。仲間が増えれば地域も元気になるはず。一緒に普及させていければ」と呼び掛ける。