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逗子市役所ロビーに障がい者就労支援の場「青い鳥」 新たなスタート

売店「青い鳥」に買い物に来た市民

売店「青い鳥」に買い物に来た市民

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 売店「青い鳥」が6月1日、逗子市役所1階ロビーにオープンした。

手作りのクッキーや日替わり弁当などが並ぶカウンター

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 1991(平成3)年11月から今年1月まで、「逗子市手をつなぐ育成会」が障がい者雇用と地域交流の場としてコーヒーショップ「ともしびショップ 青い鳥」として営業してきた同店。4月から店舗運営を引き継いだ就労継続支援事業所「mai(マイ)!えるしい」(桜山9)は菓子工房を持ち、保存料・着色料を使わないパウンドケーキやクッキーなどを通所者が手作りしている。4月・5月は準備期間として週2日営業を行った。

 この日、店長を務める通所者の男性は「昨日までドキドキしていた。えるしいでは外部の人と交流する機会がないので、ここではいろいろな人と話せたりすることが楽しみ」と話す。「手作りのクッキーはサクッとしていてお薦め」とも。

 オープン初日は、記念企画として合計500円以上の商品購入客先着15人に「肉球プレーンマフィン」を進呈した。市の広報でオープンを知り、菓子を買いに来たという地元女性の一人は「ここのクッキーが好き。ここで買えるようになってよかった」と笑顔を見せる。

 商品は、地域活動支援センター「リプル」(逗子市逗子)の菓子や、就労支援事業所「ラパン」(鎌倉市大町)の日替わり弁当(550円)などを用意する。

 「mai!えるしい」施設長の菊池一美さんは「近いうちに紙パックの飲み物も販売したいと考えている。市内にある作業所の手作り商品なども取り扱えるようになれば」と意気込む。

 営業時間は11時~14時。土曜日曜祝日定休。

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