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逗子市が「感染ステージ」掲出 防災無線で山田姉妹が感染予防呼び掛けも

市内の広報掲示板に掲示する感染ステージを示すシート。2月18日現在はステージ1~2相当

市内の広報掲示板に掲示する感染ステージを示すシート。2月18日現在はステージ1~2相当

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 逗子市が2月15日、新型コロナウイルスの感染状況を示すシートを市庁舎1階と市内の広報掲示板62カ所に張り出す取り組みを始めた。

市内の広報掲示板に張り出した感染ステージを知らせるシート

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 神奈川県では、「1= 病床のひっ迫具合、2= 療養者数、3= PCR陽性率、4= 新規報告数、5= 直近1週間と前の1週間の比較、6= 感染経路不明割合、7= クラスター発生状況」の7指標を基にして感染状況と医療提供体制の深刻度を総合的に判断しているが、逗子市では、新規報告数を指標に、各ステージ相当を位置付けている。
 同県の新規報告数モニタリング指標では、週ごとのステージ3への移行基準値として人口10万人当たり15人以上、週ごとのステージ4移行基準値として、人口10万人当たり25人以上と設定されているため、同市に換算すると1週間の新規報告者数が9人未満はステージ1~2相当、9人~14人でステージ3、15人以上はステージ4となる。

 桐ケ谷覚逗子市長は「11月末から新規感染者数が急増し、1月はステージ4相当だったため、危機感を市民のみなさんに共有してもらおうとステージを表すシートの張り出しを考えた」と話す。「2月に入り、感染者は収まってきたが、鎌倉保健所管内の病床はひっ迫している。まだ気を抜けない」とも。

 掲示は緊急事態宣言期間の予定で、毎週月曜に張り替えるという。

 一方、市内54カ所に設置した防災行政無線子局(スピーカー)から、新型コロナウイルス感染予防の呼び掛けを市長や職員が昨年から行ってきた。2月13日からは逗子市広報大使で双子ソプラノデュオの山田姉妹が吹き込んだメッセージに変わった。「もっと聞き取りやすく、関心を持ってもらいたい」と市長が発案した。同市出身の山田姉妹は小さいころから防災無線を聞き、まねしていたこともあり、快諾したという。メッセージの最初と最後は2人一緒に、中間は1区切りずつ吹き込んだ。この防災無線は、水曜の15時、土曜・日曜の11時に流す。

 同市では3月15日、役所1階に「ワクチン窓口」の設置を予定している。

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