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コミュニティースペース「東逗子エントランス」がDIY工具レンタル事業始める

2階のレンタル&コワーキングスペースでレンタルできる工具を紹介する社長の渡邉一樹さん

2階のレンタル&コワーキングスペースでレンタルできる工具を紹介する社長の渡邉一樹さん

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 JR東逗子駅近くのコミュニティースペース「東逗子エントランス」(逗子市沼間1)が2月10日、DIYで使える工具のレンタル事業を始めた。

東逗子エントランスの外観。JR東逗子から歩いて約1分

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 元ペットショップだった建物を2020年7月から壁の解体や塗装などのワークショップをしながらリノベーションして9月にオープンした同所。地域の課題や問題点を掘り起こし、解決するために地域の人とつながりを持ち、安心・安全に暮らせる環境作り・地域づくりに貢献する会社「いかしあい」(逗子市沼間1)が運営する。

 1階は無料のイートイン・スペースで、昨年12月からベトナム人留学生がフォーなど本場の味を再現したベトナム料理を週5日提供する。2階はコワーキングスペース・レンタルスペースを昨年10月に、女性と子どもの「トータルケアサロン」を11月に始めた。そのほか、子ども向けプログラミング教室や地域包括支援センターで「認知症サポーター養成講座」の開催、毎週水曜に「アクセサリーの修理・リメーク」など少しずつ業務を拡大している。

 レンタルを始める工具は、電動ノコギリ、脚立、電動ドリル、鏡を研磨するポリッシャー、解体に有効なバールなど約30種類。リノベーション工事をする際に、その後のレンタルサービスを視野に入れ、購入した物。2泊3日で200円~500円。社長の渡邉一樹さんは「逗子には大型のDIYセンターがなく、必要な時だけちょっと借りるということができない。どれほど需要があるか分からないが、自宅を自分でちょっとリフォームしたいという人はいそうな気がする」と話す。

 渡邉さんはもともと福祉の仕事をしていた。ほかのメンバーも建築士やエンジニア、宅建建物取引士、家のクリーニングサービス業などそれぞれのプロとして地域の困りごとなどを解決していくことができる。「お困り解決本舗」と銘打って、家具の移動や組み立て、スマートフォンやパソコンの使い方、エアコンクリーニング、電球の付け替えなど(基本料金1分100円~)にも対応する。

 「家の2階から1階に仏壇を下ろしてほしいという高齢者からのピンポイントの依頼も受けている。徐々に地域の皆さんに認知してもらうことが必要。ベトナム料理が始まってから注目度が加速した」と渡邊さん。「4月からは通信高校の学習校としてプログラミングや洋裁などのオプションコースも担当する。地域で暮らす人たちが自分の好きなことができるようサポートしていきたい」とも。

 東逗子エントランスの営業時間は10時~18時。土曜日曜定休。

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