葉山の御用邸前の海岸で現在、貸しボートを営む「一色ボート」(葉山町一色、TEL 070-4137-2359)の利用者に配布される釣り場マップのポイント命名権を懸けた釣りイベント「Isshiki Frontier」が行われている。
強風のため、ボート小屋でイベントの開会宣言をする主催者ら(左から、齋藤淳太さん、中川めぐみさん、小能拓己さん)
「一色ボート」の齋藤淳太さんは2016年まで会社員だったキャリアを生かし、一色の魅力を広めようと他業種と組んでイベントや商品などを企画している。今回はモバイル事業を主力とするアカツキ(品川区上大崎)との共催。
イベントは、同社員が企画コンペで開発したARアプリ「Fish Record AR」により、釣った魚の大きさをその場で測り、魚種別に登録。上位5人にランキングすると、「一色ボート」が配布する釣り場マップのポイントの命名権が1年間与えられる。
ARアプリを開発した小能拓己さんは「私も小学生からずっと釣りが好きだが、大きな魚を釣った時はみんなに伝えたい気持ちになる。このアプリに登録すれば大勢の人に自慢できることになるリアルなゲーム」と説明する。
4月7日、キックオフイベントに来場したイベントアドバイザーで「ツッテ」編集長の中川めぐみさんは「釣り初心者でも家族や女性でも楽しめるイベントだと思う。たぶん日本で初めての試み」と参加を呼び掛けた。
賞品は命名権のほか、海専門の気象情報サービス「海快晴」3カ月の無料体験、スマート魚群探知機「Deeper スマートソナーPro」体験利用(イベント期間中各日6組)、真空断熱ステンレスタンブラーや魚の臭いも取れるせっけんなどの進呈、釣り具メーカーからの仕掛けやウエアの提供もある。
齋藤さんは「一色海岸は沖まで出なくても魚が集まるいい根がある。今はイシダイやマゴチ、メバル、シロギスなど釣れている。このARアプリは自分の記録を簡単にエントリーできるので親しみやすい。最終日、結果発表が楽しみ」と新しい企画への期待を込める。
4月30日は小能さんが、5月6日は中川さんが一緒に参加する予定。
参加無料だがボート利用料(3,800円)が必要。申し込みは一色ボートホームページで受け付ける。5月6日まで。