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葉山のアートディレクターが性教育本手掛ける リビングに置けるデザインに

アートディレクターの堀出隼さん

アートディレクターの堀出隼さん

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 葉山のデザイン会社「holiday」(下山口)のアートディレクター堀出隼さんがアートディレクションとビジュアルイメージを担当した「3~9歳ではじめるアクロストン式『赤ちゃんってどうやってできるの?』今、子どもに伝えたい性のQ&A」(主婦の友社)が4月1日に発売された。

「人前でちんちん!おっぱい!と言うのをやめさせたい」というQ&Aのページ

 夫婦共に医師で、週末などに性教育のワークショップを開催したり、SNSで発信したりしているユニット「アクロストン」さんの初の著書。ユニットのフェイスブックには「子どもに必要な性の知識を楽しく・ポップで・まじめなコンテンツにしてお届けしたい」と書いている。

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 堀出さんは「以前、仕事でお世話になったライターさんの紹介で、『お家のリビングに置かれていても違和感の無い、家族みんなで読める性教育本を作ろう』という主婦の友編集部での会議で私に白羽の矢が立った」と言う。アクロストンさんは10歳の娘と8歳の息子の親で、堀出さんも10歳の息子と8歳の娘がいる。「自分の子どもたちも対象ということもあり、仕事をしながら学べるという気持ちからスタートした。話が進むと、知らないことだらけで、会議の中でも発言によっては照れてしまうことも。なかなか繊細なプロジェクトだなと感じた。試行錯誤しながら、最終的にはきちんとした情報を、ユーモアや見た目の色やバランスを織り交ぜてデザインすることを心掛けた」と振り返る。「自分の中でここ最近大切にしていることが、フラットで気軽ということだが、そのフラットをこの本の制作でも強く意識した」とも。

 本の内容は、体の仕組みを詳しく説明しつつ、思春期前の子どもに伝えたい性の話。子どもが発する性に関する質問に保護者が困っていたり疑問に思っていたりすることをQ&A方式で解説している。表紙には「わが子の性の入り口がエロコンテンツになってしまう前に」とある。

 第1章は「子どもの性の疑問にあいまいに答えていませんか」で、赤ちゃん誕生や受精の仕組みなどを解説。第2章は「親の悩みや疑問にお答えします」で、「おちんちんの皮って、むかなくていいの」「性器の正しい洗い方は」などに答える。第3章「いまの時代の性をごまかさずに伝えよう」では「性暴力にあわないためにどうしたらいいか」「わいせつ行為とは」などについて説明。

 堀出さんはタイトルごとにイメージを膨らませ、ユーモアを持ってデザインした。例えば、「人前でちんちん!おっぱい!と言うのをやめさせたい」というQ&Aには、ちんちんとおっぱいの形を漫画やイラストなどで使う吹き出しの形にした。

 発売から1カ月たち、「性の話を子どもとすることが大切と思っていてもそのきっかけがなかった。この本があれば話せそう」などという声が堀出さんに届いているという。

 A5変型判、160ページ。価格は1,400円(税別)。電子書籍版も同価格。