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逗子駅前の文具店リニューアルオープン1カ月 新たにオリジナル和文具も

店長の神澤恵さんが新店の品ぞろえで、1番にこだわった「ガラスペン」

店長の神澤恵さんが新店の品ぞろえで、1番にこだわった「ガラスペン」

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 JR逗子駅前ロータリーにある老舗文具店「文章堂」がリニューアルオープンし、1カ月がたった。

オリジナル「祝儀袋」。のしを折り鶴に、水引は逗子の海をイメージした「波水引」

 店長の神澤恵さんと共に店を営んできた夫が亡くなり、「一人でやり繰りできる規模に縮小する。私の好きな和文具を中心にコンセプトを変えて新しく始める」と、昨年9月から閉店していた。1950(昭和25)年に神澤さんの祖父が印章店として始めた店であることから、「印鑑を扱うスペースも少なくしてしまったが、祖父に怒られないようしっかり対応している」と神澤さん。

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 以前よりこだわってきた祝儀袋・香典袋は棚1つ分、種類を増やした。特に手拭いの祝儀袋が喜ばれているという。オリジナルの祝儀袋も職人に依頼して作り、のしを折り鶴に、水引は逗子の海をイメージした「波水引」にした。

 神澤さんが「ずっと店に置きたかった。ほかにはない書き心地」という商品が、福井県のガラス工芸作家によるハンドメードの「ガラスペン」。一本一本、ペン軸を季節やモチーフに合わせて制作したペンで、インクをガラスに吸わせて使う。残ったインクは水で洗い流す。ペン先を変える必要はない。店の中央、ケースに入れて置いている。

 新調した店先の大きなのれんにはひょうたんが描かれている。神澤さんが描いたひょうたんのイラストをモチーフにした一筆箋もオリジナル商品として並ぶ。「ひょうたんから駒などひょうたんは縁起がいい。特に6つのひょうたんは無病息災の語呂合わせからもいいと言われている」と神澤さん。

 リニューアルオープンして1カ月、なじみの客が再開を祝って、和文具の店に合うような和紙や着物の布で手作りした手芸品などを贈ってくれるという。店を訪れた80歳代の女性は「昔からよく利用しているが、入口も広くなって入りやすく、品物もゆっくりと見やすくなった。続けてくれてよかった」と喜ぶ。

 営業時間は10時~16時30分。水曜、日曜、祝日定休(新型コロナの外出自粛要請解除後は水曜、木曜定休)。