逗子・葉山の海岸沿いで4月4日~11日、「ダイヤモンド富士」が観賞できる1年に2回だけの機会を迎えている。
逗子海岸からの「ダイヤモンド富士」(撮影=2020年4月5日)
撮影スポットでは新型コロナの感染予防による外出自粛のためか、人との間を開けて日没の時間を静かに待つ人が多い。
「ダイヤモンド富士」は、富士山頂付近から太陽が昇ったり沈んだりする瞬間に、太陽光がダイヤモンドの輝きのような姿をみせることから名付けられた現象で、春と秋の2回、観賞チャンスがある。
春は、逗子から葉山へ、秋は葉山から逗子へ、約1週間、少しずつ毎日撮影ポイントが移動していく。今年も4月4日には昼から天気が良く、逗子の大崎公園や披露山で期待したが、富士山頂には雲がかかった。5日、撮影ポイントとなった逗子海岸には、日没1時間前に通り雨が降り、期待が薄れたがその後、綺麗なシルエットを見せた。SNSにも多くの投稿があがった。
6日からはスポットが葉山になる。7日、葉山マリーナ横の海岸に10数名が集まったが、カメラの三脚も2メートル以上間隔を空けて据えられ、太陽が富士山に沈む17時52分を待った。