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葉山で天然ワカメ漁解禁から1週間 浜では天日干し

とれたてのワカメを釜ゆでしたあと、洗い、次々に干していく

とれたてのワカメを釜ゆでしたあと、洗い、次々に干していく

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 葉山では3月30日に天然ワカメ漁が解禁となり、浜では水揚げされたワカメの天日干し作業が行われている。

漁を終えて浜に戻ってきた漁師、館野晃士さん

 天然ワカメの解禁日は葉山町漁業協同組合(堀内)がワカメの生育状態を確認しながら決める。組合によると「2月の頃もあったが、年々遅くなっている。生育量も減っているので今月いっぱい採れるかどうか」と話す。葉山ではワカメ漁に携わる漁師が現在、約40人いるという。

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 漁が可能な時間は朝8時からで、解禁後1週間は12時までと決まっている。一色海岸から三ケ下海岸、森戸海岸沖に何隻もの釣り船が出る。腰をかがめ、箱眼鏡でのぞきながら鉤(かぎ)のついた長い竿(さお)でワカメを手繰り寄せて船に揚げる。

 葉山生まれで漁師歴約10年の館野晃士さんも8時に船を出し、10時に戻り、「もう今日は奇麗なワカメが少ない」と言いながら、2カゴ分のワカメを下ろした。浜の作業場では、メカブの部分を切り分け、急ぎ、釜でゆで上げる。大きなおけで水を変えながら3度しっかり洗う。その後、指で茎を割きながら専用の洗濯ばさみで干していく。

 浜にワカメが干される風景は春先の風物詩の一つ。館野さんは「今年は養殖ワカメがほとんど収穫できなかった。海の環境は年々良くないが、天然ワカメは丈夫に育った。歯応えが良く、香りもいい」と話し、「メカブは包丁でよくたたいて刻み、粘りを出す。うちでは納豆と卵の黄身を混ぜて食べることが多い」とも。

 葉山では漁師に直接声を掛けて、その場で購入することもできる。ワカメ漁が終わると、ヒジキ漁が始まる。