市民活動団体「逗子まちなかアカデミー」が3月23日、ハンドブック「知っ得ずしQ&A 読めばご当地コンシェルジュ」を刊行した。
ハンドブック「知っ得ずしQ&A 読めばご当地コンシェルジュ」を手掛けた皆さん
同団体が2015(平成27)年から始めた「サードエイジ連続講座」の受講生たちが「逗子のことをもっと知りたい、広めたい」との思いで2017(平成29)年から企画し、編集を手掛けた。タイトルは「逗子のことを知って得する」の意味から名付けた。
代表の田中尚武さんは「3月23日に予定していた発刊記念の集いは新型コロナ感染予防のため中止せざるを得ず、残念だったが、予約して待っていてくれた方々に手渡して回り、喜んでいただいている」と話す。
昨年12月7日に「知っ得ずしQ&Aクイズ大会」を開催した際には、メンバーが印刷機で手作りした試作版を完成させていた。その後2カ月近く、何度も校正を重ね、冊子のサイズも持ち歩きやすいように細身に改良し完成にこぎ着けた。
内容は、「自然・景観」「歴史・旧跡」「寺院・神社」「文化・芸術」「生活・暮らし」の分野別でまとめ、市内を8地域に分けた自然回廊のコースごとに編集。ガイドマップと120の質問・解答・解説が並ぶ。
質問は、「JR逗子駅にある明治時代のモニュメントは?」「天照大神社(小坪4)に登る階段の数は?」「池子に今も残っている巨石は?」など散歩しながら正解を探すものから、「源頼朝が安産祈願で神武寺に奉納したものは?」「小坪で三浦兄弟が北条早雲と戦った城は?」など逗子の歴史が学べるものまで多岐にわたる。
価格は1,200円。逗子市商工会をはじめ、ワインショップ「a.day」(逗子市逗子)などで販売している。