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上皇ご夫妻、葉山へ 待ちに待った町民らに笑顔

葉山御用邸に入られる上皇ご夫妻の車列 沿道にはお出迎えの町民ら

葉山御用邸に入られる上皇ご夫妻の車列 沿道にはお出迎えの町民ら

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 上皇ご夫妻が仮住まい先となる高輪皇族邸(東京都港区)に転居されるための引っ越し作業に伴い、3月19日昼前に、葉山御用邸を訪れた。

御用邸の門が開き、緊張感が漂う

 御用邸前の沿道には1時間ほど前から町民らが集まり始めた。町民の中には何度もお出迎えをしている人も多く、初めて来た人に対して、警察署員の動きや車列の順番を見て、到着までの流れの説明をする人もいた。到着時には、窓を開けてゆっくり進む車列に「美智子さま~」などと歓声が上がった。

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 葉山町では2018(平成30)年、天皇陛下ご退位と皇太子殿下ご即位に当たり、「御用邸の町 葉山」として町民が祝意を表す祝賀行事などを行うため、「葉山町改元奉祝実行委員」を組織。2019(平成31)年1月21日、天皇として最後の行幸啓の際には小旗4000本を準備し、町民に配布した。上皇になられて初めての葉山入りも歓迎したいと小旗の準備も考えていたが、新型コロナウイルスの感染防止対策などの状況を鑑み、町民に広報することはなかった。

 2019年1月の際には逗葉新道料金所から御用邸まで約5キロの沿道で町民らが日の丸小旗を振ってお出迎えし、御用邸前には二重三重の人垣ができていたが、この日は片側に1列並ぶ程度、小旗を振る人もいなかった。御用邸の中に車が入ると沿道からは「美智子さまがお元気そうでよかった」「上皇さまも身を乗り出してこちらを向いてくださっていた。感激した」などの感想がもれ、笑顔があふれた。町外から来た夫妻は「暗いニュースばかりなので大好きな美智子さまにお目に掛かりたくて。一生の思い出になった」と喜んだ。

 葉山御用邸には31日まで滞在し、その後、御料牧場(栃木県高根沢町、芳賀町)に移られる。