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「御用邸のある町」葉山で記念式典と奉祝コンサート 「即位礼正殿の儀」に合わせ

改元記念式典で「久寿玉」を開披する広報大使、春山初月さんと出口くるみさん(提供=葉山町)

改元記念式典で「久寿玉」を開披する広報大使、春山初月さんと出口くるみさん(提供=葉山町)

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 改元記念式典と奉祝コンサートが「即位礼正殿の儀」に合わせ10月22日、葉山町福祉文化会館ホール(堀内)で行われた。主催は葉山町改元奉祝実行委員会。

改元記念奉祝コンサートで「葉山祝祭管弦楽団」の演奏に合わせて歌う園児たち(提供=葉山町)

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 町民の「御用邸のある町」として祝意を形にしたいという声を受け、昨年より同委員会と町議会が準備してきた。13時からの式典では、天皇皇后両陛下の長女愛子さまの生誕奉祝コンサートで初演された「たままゆ」が作曲者の尾高惇忠さんのピアノ伴奏、妻で声楽家の尾高綾子さんによる独唱で、上皇ご夫妻の結婚60年を祝う「祈りの花束」が葉山町合唱団連盟(指揮=伊東宥子さん)により披露された。

 尾高惇忠さんは演奏を終え「『祈りの花束』は上皇ご夫妻と長らく交遊のある堀口すみれ子さん(葉山在住)が、ご夫妻の生き方に感動して詩を作られ、もともと演奏を目的にしたものではなかった。今年2月、お二人の前で妻がお聴かせする機会があり、曲を付け、今回は合唱団が歌うということで合唱曲とした。こういう機会をいただけて幸せなこと」と話す。

 コンサートでは葉山町や近隣在住のプロ音楽家ら約50人がこの日のために結成した楽団「葉山祝祭管弦楽団」(指揮=松土正一さん)の演奏に合わせ、町内の園児や小学生、町合唱連盟合唱団ら約240人が歌い、天皇陛下の即位を祝った。

 実行委員長の柳新一郎さんは「平成が令和に変わる大きな節目に際し、『御用邸のある町』として新しい地域づくりのスタートとなれば」と願いを込め、「町の25の団体が集まり、連携を取って活動したのは初めてのこと。この良い関係を町のために続けていけたら」と話す。

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