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逗子の知って得する情報120問 「読めばご当地コンシェルジュ」の完成目指す

「知っ得ずし」作成委員の皆さん。「逗子の地名発祥の寺」という石碑の前で

「知っ得ずし」作成委員の皆さん。「逗子の地名発祥の寺」という石碑の前で

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 市民活動団体「逗子まちなかアカデミー」が12月7日、「知っ得ずしQ&Aクイズ大会」を市民交流センターで開催し、ハンドブック「知っ得ずしQ&A 読めばご当地コンシェルジュ」の完成を目指してスタートを切った。

お手製の「知っ得ずしQ&A 読めばご当地コンシェルジュ」試作本

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 同団体は2012(平成24)年、市民活動のための情報、広報、交流のプラットフォームをつくり、市民が共に交流し、育つ事業の展開を目指して設立された。「知っ得ずし」は、2015(平成27)年から始めたサードエイジ連続講座の受講生による「逗子のことをもっと知りたい、広めたい」という思いから生まれた。タイトルも「逗子のことを知って得する」という意味から名付けられたという。

 理事長の田中尚武さんは「初めは鎌倉検定や京都検定のようなご当地検定も考えたが、できるだけ多くの市民に本やクイズ大会を通して逗子に興味を持ってもらいたい、一緒に楽しんでもらいたいと思い、ガイドブックになるようなクイズ形式の本の完成を目指している。具体的には3年かけて資料を見つけ、読み込み、古いことを知っている人の話を聞いたりして学びながら、手作業で試作本を作った」と説明する。

 内容は「自然・景観」「歴史・旧跡」「寺院・神社」「文化・芸術」「生活・暮らし」の分野にまとめ、それを8つの地域に分けて編集している。120の質問・答え・解説が並ぶ。

 クイズ大会では25問が出され、クイズ作成者がそれぞれ解説した。桐ケ谷覚市長や三宅譲商工会長も参加し、オリジナルクイズを作り出題。正解数の高い参加者にはアカモクを使った逗子の特産品がTAC21(逗子市小坪)より提供された。今後、クイズ大会に参加するとポイントが付与され、一定基準に達した人を「コンシェルジュ」として認定し、「知っ得ずし」事業に参加してもらう予定。

 田中さんは「長く住んでいても知らないことが多い。一人でも多くの人に逗子の素晴らしさを認識してもらい、あらためて逗子のファンになってもらいたい。住んでいる場所に愛情が持てるようになればまちを良くしたい、楽しみたいと思えるのでは。仲間の輪が広がることが大切」と事業への参加を呼び掛ける。

 現在、ハンドブックの製作資金をクラウドファンディングで募っている。2020年1月31日まで。3月23日には発刊記念の集いを予定している。

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