はしご酒イベント「ずし呑(の)み」の実行委員会が11月11日11時11分、逗子市内にある子どもの教育関連団体3者への寄付金の贈呈式を理科ハウス(逗子市池子2)で行った。
贈呈式であいさつする「ずし呑み実行委員会」委員長の山上良さん(左)
2013(平成25)年から続く「ずし呑み」は今年も6月27日、28日に逗子市内の44店舗の飲食店やスーパーなどが参加して行われた。実行委員会では、昨年から寄付を目的にチケット代を100円増額している。前回は市社会福祉協議会に寄付し、生活困窮者支援に充てられた。
実行委員会副委員長の柳勇次さんは「今回は約1500枚のチケットを販売し、子どもの教育・育児関連団体へ15万円の寄付先を検討していた。幅広い皆さんに活用していただきたく、多くの子どもが利用できる施設を運営している3者に声を掛けた」と説明する。
贈呈式には、小学生以上の学習支援や課外活動、地域活動をしている「CoCoLoの会」(沼間1)、 探究型・プロジェクト学習型アフタースクール「まなび舎ポート」(久木3)、主に中学生以上を対象にした私設科学館「理科ハウス」の代表が参加。各団体5万円の寄付を「ずし呑み実行委員会」の委員長、山上良さんから受け取った。
山上さんは「今日11月11日11時11分という語呂合わせにした理由は、一歩一歩一つ一つ活動を続けて、このように寄付を続けていきたいと思っているから。贈呈式ができてうれしい」とあいさつした。
「CoCoLoの会」の吉原千草さんは「地域の方に支援いただけて胸いっぱい。学習サポートに欠かせないiPadが壊れて困っていたので、早速購入したい」と話す。「まなび舎ポート」の辻義和さんは「逗子の商店街を小学生が探検するイベントを行政と行ってきたが、頂いたお金で来年以降も自分たちで続けていくことができる。地域みんなで子育てができたら」と喜んだ。「理科ハウス」の館長、森裕美子さんは「町の方々に支えていただいている気持ちが伝わってうれしい。今年5月にリニューアルオープンしたが、これでまた5年はがんばれる。市民の皆さんにもっと知ってもらえるようPRしていきたい」と抱負を語った。
館内では「未来の研究者展」と題して、逗子中学校の生徒の自由研究リポート23点が展示されている。集まった実行委員などが興味深く、見て回った。展示は今月27日まで。
次回の「ずし呑み」は2020年5月を予定している。