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逗子の水中写真家・長島敏春さんが写真展「相模湾の生き物たち」、光るサンゴの解説も

(左から)総合研究大学院大学生命共生体進化学専攻助教の寺井洋平さんと会場設営中の長島敏春さん

(左から)総合研究大学院大学生命共生体進化学専攻助教の寺井洋平さんと会場設営中の長島敏春さん

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 逗子在住の水中写真家・長島敏春さんの写真展「相模湾の生き物たち」が7月18日、逗子文化プラザホール・ギャラリーで始まった。

寺井さんの研究室で飼育しているサンゴの蛍光の撮影を試みる長島さん

 国内外のサンゴ礁を撮影し、海の環境について発信している長島さんは、逗子の小坪沖、オオタカ根に生存するサンゴ礁に関心を持ち、2015(平成27)年、逗子に移住した。

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 3回目の開催となる写真展は、サンゴにとどまらず、相模湾の多種多様な生物の写真が並ぶ。長島さんは「相模湾でさまざまな生き物が懸命に生きる姿を見て感動する。私たちは人工の物に囲まれた生活に慣れてしまっているので、今こそ自然を感じることが必要だと思う。本来の自然を垣間見てほしい」と話す。

 神奈川県水産技術センターによると、相模湾は黒潮系と親潮系の海水が流れ、箱根や丹沢の森から河川を経由して豊富な栄養分が流れ込む環境にあるため、温帯系の魚のほかに、南北からの海流に乗ってやってくる熱帯系、冷水系の魚、深海魚が生息。日本で獲れる魚約4000種のうち相模湾では約1300種が獲れるという。

 写真展では、シマアジ、カマス、カサゴ、ヒラメなど食卓にのぼる魚や、夜にしか姿を現さないイシダタミヤドカリ、海藻を付けたコノハガニなど珍しい生物の貴重な生態も紹介する。

 今回新たな取り組みとして、総合研究大学院大学生命共生体進化学専攻助教の寺井洋平さんによる特別コーナー「蛍光で発光するサンゴ」を設けた。7月20日は13時30分から寺井さんをゲスト招きギャラリートークを行う。

 寺井さんは「自然豊かな相模湾の素晴らしさと、生物の進化について研究している大学が葉山にあることも知ってほしい。今後、長島さんの撮影した写真から研究の手掛かりを見つけることも考えている」と話す。

 開催時間は10時~17時。入場無料。7月21日まで。

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