富士山をテーマにした作品展「マイ冨士山展」が1月26日~30日、JR東逗子駅そばの造形教室&ギャラリー「図工ハウスたっつ~」(逗子市沼間2)で開催される。
1階が工房、2階がギャラリーという同施設を建てた元図工教師の辰巳豊さんは、近隣の店で知り会った庭師の小野恭生さんが富士山の絵を描いていると知る。辰巳さんは「小野さんが闘病中と聞き、応援したいと思い企画した。小野さんの絵だけでなく、富士山を表現した作品を広く集めている」と話し、国内外で活躍する鎌倉在住の文人画家・西松凌波さんの出品も決まったと喜ぶ。
小野さんは子どもの頃から絵を描くことが好きで、軍艦やゼロ戦、城などを描いていたという。仕事の合間に楽しむようになってからは仕事場にあるベニヤ板にアクリルで描き、「誰かに見せるためではなく、4時間、5時間と無心で描いている。日曜画家だね」と話す。展示会のタイトルで富士山の「富」を「冨」とすることについては「富士山周辺の神社などでは冨を用いていることが多く、尊い山としてあがめる気持ちがこもっていると聞く。その意味を尊重したいと思って…」と説明。
同展で展示する富士山をテーマにした出品を19日まで、一般からも受け付けている。25日・26日に行うワークショップに参加して作品を一緒に作って展示することもできる。
開催時間は12時~19時。出品者は25日18時からの前夜祭に参加できる。