逗子市立池子小学校(逗子市池子3)創立50周年記念イベント「スカイランタン キャンドルナイト~光の絆」が11月23日に行われ、約300基のスカイランタンが夜空に舞った。
同校保護者と教職員の有志から成る「池小キッズサポーター(以下、池サポ)」が在校児童(約280名)と卒業生、地域住民と一緒にスカイランタンを眺めて楽しむことで地域の絆を深められたらと同校に提案し、日本スカイランタン協会サポートの下、逗子市初のスカイランタンイベントが実現した。
当日は13時過ぎに体育館で準備を開始。保護者らがヘリウムガスを使ってランタンを作り、16時ごろから児童らが順番に絵やメッセージを書いた。暗くなり始めた校庭には待ちきれない様子の児童、保護者、地域の人々が集まり、17時、内田源一郎校長のあいさつの後、校歌を歌い、池サポ代表の門間祐哉さんのカウントダウンに合わせ、児童らは手元からゆっくりと糸を伸ばし、空に向け上げた。
風速5メートル以上は延期または体育館内で行うことになっていたが、予定の時間に風はやんだ。30分間、風で流されることなく、LEDの明かりが夜空に浮かんだ。
糸は付いているが、飛んでいってしまうことがないよう慎重に高く上げながら、携帯で写真を撮る様子があちこちで見られた。地域の人々もカメラや携帯電話を持って三々五々集まった。
池サポのスタッフの一人は「ある子どもが『今までの人生の中で一番幸せだなぁ』と見上げていた。校庭の空を舞うスカイランタンの幻想的な光景は、日常では味わえない特別な体験。子どもたちの心に一生残る思い出になったと思う」と話していた。