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亀岡八幡宮で「逗子沖縄まつり」 動画配信や琉装体験などの新企画も

逗子沖縄まつり、新里学さんのステージの様子

逗子沖縄まつり、新里学さんのステージの様子

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 10回目を迎える「逗子沖縄まつり」が10月18日・19日、亀岡八幡宮境内(逗子市逗子5)で開催された。

「創作エイサー 天晴」のステージに多くの観客

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 2014(平成26)年に沖縄県出身逗子在住のミュージシャン・東風平高根さんと沖縄好きな市民が集まって実行員会を立ち上げて始まった同イベント。コロナ禍で2020年はオンライン開催、2021年は中止、2022年は来場制限ができる会場に変えて続けてきた。

 境内に設ける野外ステージでは沖縄舞踊、エイサー、沖縄出身のミュージシャンらによるライブで沖縄の文化、思いを伝える。今年は初演出として、19日のオープニングで「道ジュネ」が伝統エイサーチーム「湘琉会」により披露された。初回から参加している鎌倉女子大学沖縄舞踊愛好会OBを中心とする「創作エイサー 天晴(あっぱれ)」は同イベントで出会った夫婦ポップユニットで、沖縄県うるま市から参加した「ちむぐくる」との競演を6年越しにかなえた。

 前夜祭4組、本祭9組のステージの様子は同イベントのフェイスブックページで初めて動画配信も行い、1カ月間、閲覧できるようにした。

 出店ブースでは、沖縄そばや沖縄おでん、沖縄の素材を使った料理、物産品などを販売。中でも「泡盛ブース」は、市外県外から大勢の参加者が訪れた。物品協賛する酒造・酒蔵も年々増え、今年は30の蔵をそろえた。3杯飲めるチケット(1,200円)は2日間で300枚を売り、「1杯チケット(500円)と合わせ、1,000杯以上、味わってもらえた」と実行委員の一人は話す。

 逗子育ち、沖縄在住の「琉球文化研究所 琉球小町」の高橋晶子さんの提案により、「琉装体験ブース」も初めて出店。沖縄から髪結い、着付けの先生らが来場した。会場を盛り上げるために本格琉装を身に着けたスタッフは多くの来場者から声をかけられ、記念写真に収まっていた。

 実行委員長の杉浦正典さんは「おかげさまで10回目を迎えられ、多くの人に感謝している。逗子から広がる大きな輪をテーマにしている通り、市内外まで輪が広がり、新しい出会い、つながりが生まれ、うれしい」と力を込める。

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