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逗子アートフェスで「沼間路地展」 暮らしの中にある感動伝える

「沼間路地展」を企画した福井ひろ子さん。「三人展」の会場となった空き家で

「沼間路地展」を企画した福井ひろ子さん。「三人展」の会場となった空き家で

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 12年目を迎えたイベント「逗子アートフェスティバル」(以下、ZAF)が10月5日に始まり、JR東逗子駅周辺では住宅街にある昭和時代の建物などで「沼間路地展」(逗子市沼間3)が行われている。

(左から)映画会場として自宅の居間を提供する清水さんと「numamaあるある」の久保ふじ江さん

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 企画した「片付けコンサルタント」の福井ひろ子さんは「昨年からZAFに関わるようになり、空き家(建物)でアートが展開できるような企画を考えている。初めて沼間に竹を取りに来た時、家並みや路地に心が引かれた。もともと自宅を開放して参加していた久保ふじ江さんに仲間の家を紹介してもらい、暮らす人たちの関わり合いにも引かれてしまった」と話す。

 紹介された家の一軒、アーティストが住んでいた空き家の部屋や庭の片付けから地域の人たちと関わりが始まった。「例えば、草取りをお願いすると、その草のごみ出しまで協力してくれる。ZAFで自宅を使わせてくれる話も快く引き受けてくれた。そんな地域のつながりが長い時間をかけて路地になり、歩いて感じてもらえるぬくもりがある」と福井さん。

 会場の一つ、1931(昭和6)年ごろに建てたという清水一良さんの家の居間では、100インチの画面で映画を上映する。「沼間で育ってきて感じる良さは自然に育まれ、のんびりしているところ。福井さんのように初めて来て、そんな良さを感じてもらえたら」と清水さん。

 JR東逗子駅周辺徒歩10分以内の会場で、絵画・陶芸・木工の作家3人の展示会、逗子開成高校写真部有志の写真展、葉山在住の写真家、ブルース・オズボーンさん製作の映画「OYAKO」上映会などを、19日・20日を中心に開催する。各会場は、それぞれ見学可能。

 詳しい内容はウェブサイトで確認できる。

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