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葉山で日芸出身の若者らが公演「〇〇のぼやき」 本番に向け滞在制作

日本大学芸術学部出身のクリエーティブユニット「ナポンダフ」と仲間たち。葉山・一色会館前で

日本大学芸術学部出身のクリエーティブユニット「ナポンダフ」と仲間たち。葉山・一色会館前で

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 葉山・森山神社(葉山町一色)境内と一色会館で来年2月に開催する野外パフォーマンスイベント『「〇〇のぼやき」vol.1 in 葉山』に向けた滞在制作が9月21日~23日に行われた。

(左から)葉山出身のカメラマン石塚千尋さん、クリエーティブユニット「ナポンダフ」の福原恵音さんと小玉珠成さん

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 主催は日本大学芸術学部で出会った小玉珠成さんと福原恵音さんのクリエーティブユニット「ナポンダフ」で、葉山出身の小玉さんが地元の町制施行100周年記念事業として故郷の魅力を再発見し、気軽に演劇に触れてもらいたいと企画した。

 朗読とダンスを融合させた野外パフォーマンスで、呼びかけに応じた同大学部の同級生など、すでに社会人となった25歳前後の12人が滞在制作を行った。葉山に全員で滞在し、地元の風土や文化をリサーチすることで深く理解し、着想を得て創作し、パフォーマンスに反映させるという。期間中、森山神社から一色海岸周辺までを歩き、地元の食を味わったり、住民の話を聞いたりした。

 小玉さんが葉山になじみ深い3つのもの「台風で崩れた森戸海岸の防波堤」「名島の鳥居」「げんべいのビーサン」を選び、それを主役にした短い物語を言葉と身体で表現するという。滞在制作最終日には3チームに分かれて、本番と同じ場所で身体表現の一部を披露し合った。

 小玉さんは「大学卒業後、演劇から離れたことでやはり演劇が好きだということが分かった。思い出の多い地元の場所を題材に、葉山の皆さんに気軽に演劇を楽しんでもらえたら」と話し、福原さんは「昨年の冬、小玉さんの思いを聞いて葉山を案内されて2人で歩いた。面白い作品ができると感じた。葉山の皆さんは当たり前すぎて気づいていないかもしれない地元の物を通して、その物が見てきた町や人の移り変わりを伝えてみたい」と力を込める。

 本番は来年2月22日~24日。パフォーマンスは観覧無料(フリーカンパ制)。飲食の提供も予定。

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