葉山を中心に活動するウミウシキャラクター「Myusy(ミューシー)」の町制100周年PR大使就任式が3月1日、町役場で行われた。
Myusy(ミューシー)の作者、イラストレーターの大竹則彦さん
委嘱状をミューシーに授与した山梨崇仁町長は「これまで葉山町はキャラクターになじみがなかったが、ミューシーさんは町のエシカルアクションにも賛同してもらい、既に町の各所で活動し、多くの町民に知られている。100周年PR大使として、これまでの町の歴史を振り返り、未来に向けて共に盛り上げてほしい」と期待を寄せた。PR大使の任命期間は来年3月31日まで。
就任後初めての活動として、3月3日、100周年プレイヤー記念イベント「夏みかん収穫祭」に参加した。
ミューシーは葉山在住のイラストレーター、大竹則彦さんがアオウミウシをモチーフに誕生させたキャラクター。「ウミウシはきれいな南の島にいると思っていたら、移住してきた葉山の柴埼海岸で子どもが見つけて驚いた。ウミウシがいるようなきれいな海の環境を守らないと、という思いがずっとあり、2017(平成29)年、やっとミューシーが誕生した」と大竹さん。「葉山町以外でも湘南エリアを中心に活動するが、葉山町はミューシーの生まれたホームタウン。町と一緒に100周年を盛り上げたい」とも。のぼりや缶バッジなども製作している。
最初は手のひらサイズだったが、昨年の葉山芸術祭で動くミューシーが登場。今年もフォトセッション企画「ミューシーと海辺の町のポートレート」と題して参加。葉山の町を背景にミューシーと一緒に写真や動画を撮ってSNSに載せてもらうという。
大竹さんは「子どもだけでなく、大人にも鑑賞して喜んでもらえるようなアート作品を目指している。既にクリスマスイベントでは海外からも会いに来てくれたが、キャラクターは言語の壁も乗り越えらるはず。葉山から世界へ発信していきたい」と話し、「葉山の美しい景色の中でミューシーと会ったら、一緒に写真を撮って発信して」と呼びかける。