逗子の企業「ジンジャービーチイン」(逗子市桜山8)が2月26日、国産生マッコリ春ラベルの販売を始めた。
同社は市内から逗子海岸や葉山方面に向かう途中、田越橋の交差点の角にあるライフスタイルショップ「Ginger Beach Inn(ジンジャービーチイン)」(桜山8)の経営や商品開発、飲食業のプロデュースなどを手がける。
創業した成恭子さんは在日韓国人3世。「日本には焼き肉店も韓国料理店もたくさんあるのに、そういう店以外でマッコリの存在がないことにずっと疑問を持っていた。韓国の食文化の一つとして伝えたいという思いも強い」と話す成さんは2020年1月、自分のイメージに近い醸造者と出会い、オリジナルマッコリ「White Monday」を自社のECショップを中心に販売を始めた。
コシヒカリと韓国産小麦麹を韓国南西部コチャンで製造されたかめの中で発酵・熟成させる伝統の技法で造る。
生マッコリは火入れをしないため、乳酸菌と酵母が生きた状態で味わうことができる。「新鮮さと人工甘味料を使わないことが健康志向な人に受け入れられている。天然発酵によるスパークリングは飲みやすく、祝いの席にも合うため、プレゼントとして購入する人も多い。3月はひなまつりの甘酒の代わりに、花見の席でも味わってほしい」と成さん。春ラベルは桜がモチーフになっている。価格は700ミリリットル2,200円。店頭では1杯600円で提供。
成さんは「将来は醸造も店で手がけていきたい。マッコリとともに韓国文化の懸け橋になれたら。気軽に立ち寄って
ほしい」と呼びかける。
店の営業時間は12時~18時。