能登半島地震復興を応援する高校生バンドチャリティーライブ「PESHI ROCK(ペシ ロック)」が2月23日に逗子文化プラザさざなみホール(逗子市逗子4)で行われる。
前回の「PESHI ROCK(ペシ ロック)」の様子(提供=3.11つなぐっぺし)
同イベントを企画したボランティアグループ「3.11つなぐっぺし」は、2013(平成25)年9月に中高生被災地支援ボランティアバスツアーに参加し、岩手県陸前高田市で活動をした逗子・葉山の中高生らが立ち上げ、後輩がつなぎ、東日本大震災の風化防止を目的に活動を続けている。
チャリティーコンサートもその活動の一環で2016(平成28)年から始め、今回で6回目。東日本大震災への募金とともに、災害地支援ということで前回2022年3月は前年8月の西日本豪雨災害への支援も呼びかけた。
同グループ代表の高校3年、田島太地さんは「昨年末からチャリティーライブの企画を相談していたところ、元日に能登半島地震が起きてしまった。すぐに駅前募金も始め、1月末にはグループの仲間が現地のボランティア活動に参加してきた。その報告も含め、今回は能登半島地震復興を応援することを目的にした」と話す。
出演するバンドはグループとつながっている県立金沢総合高校と県立上矢部高校の生徒らによる5グループ。企画、運営、チラシ製作などすべて中高校生が行っている。中学1年から活動している田島さんは「6年やってきて多くの人とつながり、伝えることの大切さを学び、やりがいを感じている」と振り返り、「音楽を聴きに来たことをきっかけに被災地のことも知ってもらい、災害が身近に起こることを同世代に伝えられたら」と力を込める。
開演時間は18時45分、入場料は500円