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逗子の科学館「理科ハウス」 北里大教授と水族館クラゲ担当者が海洋生物語る

(左から)理科ハウス館長の森裕美子さん、新江ノ島水族館職員の渡部舞さん、理科ハウス学芸員の山浦安曇さん

(左から)理科ハウス館長の森裕美子さん、新江ノ島水族館職員の渡部舞さん、理科ハウス学芸員の山浦安曇さん

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 逗子の私設科学館「LiCa・HOUSe 理科ハウス」(逗子市池子2)が1月21日、サイエンスレクチャー「謎だらけの海洋生物」を行う。

北里大学海洋生命科学部の三宅裕志教授の著書

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 講師は北里大学海洋生命科学部の三宅裕志教授と新江ノ島水族館の職員、渡部舞さん。2人とも逗子在住。三宅教授は海洋研究開発機構(横須賀市)の潜水調査船に乗り、実際に深海(水深200メートル以上)を見た経験があり、日本では見つかっていなかったクラゲを発見したり、水深 1127メートルに生息していたポリプ(クラゲに成長する前の生体)を研究室などで維持管理し、育てたクラゲを状態良く水族館で展示したりしている。

 小学3年生の時に同館を訪れて以来、足しげく通うようになった渡部さんは「もともと生き物が好きだったが、特に2012(平成24)年、古生物学者ロバート・ジェンキンズさんの講座で世界で初めて深海の巣穴の型取りに成功した話がとても面白くて深海生物に興味を持つようになった。クラゲなどを学びたく大学は三宅先生のいる北里大学へ行った」と話す。中学生の時には新江ノ島水族館の職員を招き、「水族館カフェ」というイベントも同館で行った。「その時に来ていただいた職員は今、私の上司。大好きなクラゲの飼育や研究ができて恵まれている。クコノミクラゲという和名を付けたことも」と渡部さん。

 理科ハウス館長の森裕美子さんも学芸員の山浦安曇さんも「小学生の時から進学進路の節目節目に寄り添ってきたので、その渡部さんに講師を務めてもらえるようになって感無量」と目を細める。「日本は海に囲まれているわけだから、海にもっと関心を持ってもらえるきっかけになれば」とも。

 渡部さんは「クラゲの展示の裏話や水族館の仕事の話なども、いろいろ話せたら」と参加を呼びかける。

 開催時間は14時~16時。対象は中学生以上。参加費は、大人=1.500円、中学生~大学生=1.000円。要予約。

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