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「世界のメディアが注目した日本人100人」に逗子・笑顔トレーナー協会代表

(左から3番目)笑顔トレーナー川野恵子さん。米「ABCテレビ」の取材を終えてテレビスタッフと(提供=川野恵子さん)

(左から3番目)笑顔トレーナー川野恵子さん。米「ABCテレビ」の取材を終えてテレビスタッフと(提供=川野恵子さん)

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 「笑顔トレーナー協会」(逗子市逗子7)代表の川野恵子さんが、ウェブサイト「クーリエ・ジャポン」(講談社)が選ぶ「2023年に世界のメディアが注目した日本人100人」として1月1日に発表された。

ドイツのテレビ局「ProSeiben」の番組「taff」の取材を受ける川野恵子さん(提供=川野恵子さん)

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 川野さんは2017(平成29)年、「笑顔の大切さ」に気付き独自で顔の表情筋を動かすトレーニングを始める。「ラジオのパーソナリティーを辞めて話すことが減り、家にいることが多くなった時期に娘の受験が重なり、自分の顔の表情が減り、変わったことに気付いた。ちょうどその頃、マナー研修の依頼で、受付担当者が笑顔になれるようにという要望があった。改めて笑顔を作ることの大切さを伝えようと顔の表情を作る筋肉の勉強などを始めた」という。

 笑顔の大切さを共有できる希望者に向けて、笑顔トレーナーになる資格認定講座も開いている。現在、「笑顔トレーナー協会」認定の資格取得トレーナー27人が所属する。

 コロナ禍で対面の講習会や研修会が開催できなくなったが、「マスク解禁が近くなった2022年ごろから状況が変わってきた」と川野さん。「マスクを外して笑顔を取り戻そうという企業からの研修の依頼が増えてきた。テレビの情報番組でも取り上げてもらい、それを機にジャパン・タイムズ、ニューヨーク・タイムズ、BBC、ロイター通信など海外のメディアから取材を受けた。昨年だけで18カ国」だという。「もともと表情豊かな欧米人には、なぜわざわざ笑顔を作るビジネスがあるのかということに興味を持たれた」とも。

 「有名なスポーツマンや文化人と一緒に選んでもらって本当に驚いている。笑顔は子育てにも社会の中でのコミュニケーションとしてでも必要。自分の気持ちを高めることもできる。笑顔になれなくても笑顔の大切さを知っていることが必要なのでは」と川野さん。今年は「ほほえみの国」と言われるタイに行き、「なぜそう言われるのかを探るため、実際にタイの国の笑顔に触れたい」とも。

 川野さんは2月5日10時から、逗子市商工会で歯科衛生士による口の体操などともに笑顔トレーニングの講習を行う。申し込みは逗子市東部地域包括支援センターで受け付ける。

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