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逗子のホールで高校生たちが平成30年7月豪雨チャリティーライブ ロックで元気に

(左から)「3.11つなくっぺし」メンバーの只川美和さん、田島太地さんと石田健人さん

(左から)「3.11つなくっぺし」メンバーの只川美和さん、田島太地さんと石田健人さん

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 逗子文化プラザホールで8月24日、平成30年7月豪雨復興支援チャリティーライブ「ZUSHI ROCK」が行われる。

剥がした壁を丁寧に拾い集め、掃除するボランティア(服部誠さん提供)

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 同イベントを企画した防災・復興支援のボランティアグループ「3.11つなぐっぺし」は、2013年9月に中高生被災地支援ボランティアバスツアーに参加し、岩手県陸前高田市で活動をしてきた逗子・葉山の中高生。東日本大震災の風化防止を目的に活動している。

 チャリティーコンサートもその一環で2016年から始めたが、今年は支援先を西日本豪雨災害被災地に切り替えた。

 参加グループは、県立逗子高校の「SKY DOG」、私立逗子開成高校の「エビフライのしっぽ」、県立鵠沼高校の「In da House」など近隣の5校で、オープニングは「3.11つなぐっぺし」のメンバーによる「ぺしバンド」。

 チラシをデザインしたサポートメンバーで大学1年の山下奏さんは「高校生の元気がはじけるようなイメージを伝えたかった。被災地に元気を届けたい」と話す。

 会場では、8月18日に岡山県倉敷市真備町のボランティア活動に参加してきた高校生メンバーの報告と写真の掲載をする。

 ボランティアに同行した逗子災害ボラバスターズの服部誠さんは「180センチほど浸水したアパートの依頼主から、写真を撮って現状を多くの人に伝えてほしいと言われ、活動写真を撮らせていただいた」と話す。

 参加した高校1年生の榎本萌子さんは「庭のがれきを土のうにしたり、2階の床を拭いたりしたとき、どれも家主さんの生活があったと考えるととても責任感の強い仕事だと感じた」と話し、同1年生の鬼頭南さんは「私が担当した家は、壁と床が抜かれていて、骨組みだけになった一軒家で、泥だらけの床を掃除する作業だった。砂状態になった泥を集めて、雑巾がけ。すぐにバケツの水は泥水になり、地道な作業。テレビでも見られるが、生で見ないとわからないことや、作業をして学ぶことがたくさんあった。ボランティアはしてあげるじゃなく、させていただくという精神を忘れないようにと改めて思った。貴重な経験を伝えたい」と来場を呼び掛ける。

 開催時間は17時~20時30分。入場料は500円。

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