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葉山の作編曲家&サックス奏者、小林洋平さんがアルバム「海の見える風景」

アルバム「海の見える風景~シーサイド・リラクセーション」を発売した小林洋平さん

アルバム「海の見える風景~シーサイド・リラクセーション」を発売した小林洋平さん

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 葉山の作編曲家&サックス奏者、小林洋平さんがアルバム「海の見える風景~シーサイド・リラクセーション」をニューエージ・ヒーリングミュージック系の老舗レーベル「Della」から発売した。

アルバム「海の見える風景~シーサイド・リラクセーション」

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 映画「異動辞令は音楽隊!」「繕い裁つ人」、NHKドラマ「しかたなかったと言うてはいかんのです」、TBSドラマ「BUNGO-日本文学シネマ-」など数多くの映画やテレビドラマの音楽を担当する小林さんはサントラ盤としてのアルバム制作は多いが、自分でコンセプトを決めて制作するアルバムは初めてという。オリジナル楽曲と「浜辺の歌」など海にまつわる名曲を合わせ、13曲を収録。企画制作したDellaの前田牧子さんは「聴く人それぞれの心に自然にすっと寄り添う海辺のストーリーが展開されている」と紹介する。

 4月29日で発売から1カ月がたった。小林さんは「このアルバム制作中も何度も海に行ったが、これまでも海にどう生きたらいいのかと迷い、悩む時に力をもらってきた。本当の自分に戻れる場所が海で、それを曲に込めているので、この曲が私の真実といえる」と話し、「特に1曲目『まだ見ぬ日に』には時や季節が巡ることについて子どもの頃から思い続けている深淵にあるものを込めた」とも。付属のブックレットには、小林さんがそれぞれの曲について書き下ろした短いエッセーを添える。

 前田さんは制作に当たり、同じ葉山で活動している写真家・猪俣博史さんにジャケットとブックレットの写真を依頼した。猪俣さんはアルバムを聴き、「楽器が奏でる切なくとも優しい音色と旋律は、刻々と変化する海の表情が見えてくるよう。部屋にいながらにして、ゆるやかに押し寄せる静かな波のまにまに、ゆったりと漂っているような気分になる」と話す。

 5月からテレビドラマの音楽づくりに関わり、6月には音楽を担当した映画「魔女の香水」「探偵マリコの生涯で一番悲惨な日」「共に生きる 書家金澤翔子」が公開される小林さん。「忙しい作家生活のなかで、こういうオリジナルアルバムを発売することができて良かった。機会があればコロナ禍前のように大磯の海の見えるホールで、このアルバムの演奏会を開いてみたい。そのホールで起きたことから作った曲も入っているので…」と意欲を見せる。

 CDの価格は1,980円。

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