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葉山町、ゴールドウイン・葉山マリーナーと包括協定 自然環境保全など強化

(左から)葉山マリーナー社長の寿浅実さん、山梨崇仁町長、ゴールドウイン代表取締役社長の渡辺貴生さん

(左から)葉山マリーナー社長の寿浅実さん、山梨崇仁町長、ゴールドウイン代表取締役社長の渡辺貴生さん

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 葉山町が3月29日、ゴールドウイン(東京都渋谷区)、葉山マリーナー(葉山町)と相互の連携を強化するための包括協定を締結した。

海洋冒険家の白石康次郎さんが「海に出よう、冒険しよう」とメッセージを寄せた

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 葉山マリーナで行われた締結式には山梨崇仁町長、葉山マリーナーの寿浅実社長、ゴールドウインの渡辺貴生社長が出席した。協定は町民、特に子どもたちが町の自然環境に親しみ、それを守り育てることの大切さを理解するため、3者が持つ資源を相互に連携し協働することで事業などを推進し、町民の生活の質の向上、地域活性化を図ることを目的とする。

 山梨町長は「山に包まれ自然を大切に生活している葉山では、気候変動に向き合い、エシカルアクションを推進し、サスティナビリティーなまちづくりをしている。その流れでこの協定締結は大変楽しみ。より環境のまちとして進んでいけるようになれば」とあいさつした。

 葉山マリーナ―の寿浅社長は「昨年からゴールドウインと共に、海を主体に環境や地域を守る活動をスタートさせた。その中で、葉山町とも目的を共にすることで、さらなる社会貢献ができないかと考え、さまざまな提案や協議を重ねる中、今日を迎えることができた。包括協定を通じて、葉山町の環境を守る活動への貢献、子どもたちの体験機会の創出などを実現し、共に発信していきたい」と話した。

 葉山マリーナには2013(平成25)年に「ヘリーハンセン」、2022年4月には「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」が出店し、同年11月から海洋浮遊ごみ回収機「シービン」をハーバーに設置し、共同運用している。ゴールドウインの渡辺社長は「さまざまなスポーツアパレルブランドを通じて、スポーツの楽しさを広げる活動をしてきた。葉山町は、山と海が隣接する素晴らしい自然環境が整っており、葉山マリーナーとは1983(昭和58)年にヘリーハンセンの日本導入時から40年の付き合いがある。私たちのノウハウや経験、製品を通じて、海や山での楽しみ方をサポートしていきたい」と意気込みを見せた。

 取り組みの第1弾として5月20日、葉山町の小学生を対象に「海山に親しむ子どもたち~稚魚放流・クルージング体験~」を行う予定。

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