逗子・台山緑地(逗子市沼間1)の満開の桜が3月27日夜、ライトアップされた。主催は、逗子市商工会青年部とOB、市民有志で活動する花咲計画推進協議会。
もともと山林だった台山緑地は同協議会が1989(平成元)年から下草や下枝切りなどをして整備し、桜の植樹に取り組んできた。これまでに約80本のソメイヨシノや玉縄桜、大島桜、河津桜を植樹してきた。
今年で3回目となるライトアップは3月26日に予定していたが雨により急きょ、27日に延期。当日はメンバーが18時に集合し、真っ暗な中、緑地下から階段を歩いてLEDライトや発電機などを運び、斜面で取り付け作業を行った。順次ライトアップされ、20時には完成。
協議会会長の真下力さんは「予定は21時までだったが、山を上がって見に来てくれた人がいたので少し延長した。喜んでもらえてうれしい。今後も年に1度1時間だけだが続けたい」と話す。
緑地の下から見上げた近くに住む夫婦は「きれい。打ち上げ花火みたい。たまたま見ることができてラッキー」と笑顔を見せ、山の向かいにあるスーパーの駐車場から見守った関係者たちは「雨の合間に実行してもらえて良かった。もっと多くの市民に見てもらいたい」と話していた。
同協議会の緑地整備活動は六代御前近くの山や池子の森400メートルトラック付近などで毎月第2日曜に行っており、市民の参加を呼びかけている。