逗子ドローンクラブが2月18日、キャラクター「ドローンズくん」を発表した。翌19日には、葉山の山林にある「うみやま葉山」(葉山町下山口)を練習場&飛行イベントの場として借りることも発表した。
2019年に同クラブを立ち上げた会長の内山学さんは「既にドローンを楽しんでいる人はもちろん、これから始めたい人や関心を持っている人に参加してもらい、知識や技術、マナーを学び合いながら、ドローンについてのイメージアップを図りたいと考えて始めた。さまざまな市民活動や地域防災活動に参加してドローンの可能性を探っていきたい」と話す。「ドローンズくん」は会に親しみを持ってもらい、会員が増えることを願って作成したという。
趣味でも仕事でも写真を撮ることが多い内山さんは14年前に逗子・小坪に移住し、撮りたい景色の中から構図の良い撮影場所を探すために空撮を思いつき、ドローンについて学び始める。「逗子・葉山アマチュア無線クラブ」「逗子防災士の会」などでも活動しながら、ドローンによる空撮を有効に活用してきた。
練習場所を探していた同クラブは約5000坪の活動拠点を持つ「うみやま葉山」と出合う。内山さんは「飛行する場所には安全面など条件があり、国交省に許可申請が必要。そのため安全性の高い海岸で練習することが多いが、操作が不慣れだと海に落ちてしまう可能性があり、陸上で練習したいと思っていた」と話す。3月5日に初の練習会を開く。
中学3年の最年少会員、ニックネーム「あおくん」は「内山さんが開いた空撮写真の展示会を見て関心を持った。海が好きなので、ドローンを使い海を撮ってみたいと思った」と話し、会員になって空撮した海の写真を見せ、「楽しい」と笑顔を見せる。
「ドローンを持っていなくてもドローンに関心を持っている人ならば歓迎。草野球のような草ドローンチームを作ることは、人と人をつなぐこと。そうした縁が災害時に役立てば」と内山さんは参加を呼びかける。