
逗子市商工会(逗子市沼間1)が1月17日、移動販売車のお披露目会を同会館前で開催し、愛称「ドリームキッチン」を発表した。
同商工会は市内事業者の新商品のテスト販売や新たな商圏への販路開拓、新規飲食店開業や移動販売営業をしたい人が試しに展開する場として移動販売車を導入。昨年12月23日から利用者と愛称を募集してきた。愛称募集には21日間で83件の応募があった。
お披露目会には桐ケ谷覚逗子市長、近藤大輔県議会議員をはじめ、逗子市議会議員、金融機関など約30人が出席した。桐ケ谷市長は「商工会として県内初の取り組みで画期的なこと。この販売車を活用してスキルを磨き、元気な町になるよう貢献してほしい」と挨拶した。
愛称の発表は同商工会副会長の矢島明さんが「ドリームキッチン」と書かれたボードを掲げた。同愛称を応募した市内在住の「ちやめん」さんと「石塚」さんには地元の名産品を贈った。「ちやめん」さんは「使う人のチャレンジや、逗子のまちの未来に向けた夢をのせる車になるようにという思いを込めた」という。
この日は、最初の利用者となった琉球居酒屋来楽(くら)の坂爪誠二さんが沖縄そばとサーターアンダギーを実演販売した。坂爪さんは「ちょうど移動販売車の導入を考えていた時に、この事業を知ってチャレンジしてみようと思った。店と同じメニューを提供することで、販売車で味を知ってもらい、店に足を運んでもらえたら」と力を込めた。1月22日に亀岡八幡宮で同商工会青年部が開催する「大感謝祭」、2月11日に「結YUIコミュニティホール」で行う沖縄イベントなどへの出店が決まっている。
移動販売車の募集期間は来年1月12日まで。応募・利用方法は同商工会のウェブサイトに掲載している。