葉山町在住の有志による「葉山夏みかんプロジェクト」が現在、葉山町民に向け自宅の庭で栽培している夏ミカンの寄付を呼びかけている。
収穫し、寄付された夏ミカン(提供=葉山夏みかんプロジェクト)
収穫の手伝いをしながら、葉山の夏ミカンを後世に残していきたいと昨年、活動を始めた同プロジェクト。1年目はインスタグラムを使って「葉山夏みかんレシピコンテスト」を開催した。
プロジェクトメンバーの一人でイタリア料理研究家の高木奈美さんは「2年目の今年はまず夏ミカンの寄付を募集する。現在、脚立と高枝切りはさみを持参して収穫の手伝いに行っている。自宅だけでは食べきれない分を寄付してもらい、町内の飲食店に配って、メニューに取り入れてもらおうと思っている。一人でも多くの町民が夏ミカンを味わってもらえたら」と話し、「ボランティア活動として行っているので、商用利用はしない。上皇上皇后両陛下のご成婚を記念し、苗木を町民に配布したという歴史をつないでいきたい」とも。
「町の各所で実る夏ミカンをほしい」という町民の声を聞くというプロジェクトメンバーたちは「『夏みかんステーション』として夏ミカンを置かせてもらえる店も声かけしている。私たちは葉山の夏ミカンの応援団として余っている夏ミカンをうまく町中で循環させたい」と意気込む。
夏ミカン寄付に関する連絡は同プロジェクトのインスタグラムで受け付ける。