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葉山の70歳マスターズ陸上競技記録会日本新記録 町長に報告

山梨崇仁町長を表敬訪問した松尾真弓さんと町長。葉山町役場町長室で

山梨崇仁町長を表敬訪問した松尾真弓さんと町長。葉山町役場町長室で

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 葉山町在住の松尾真弓さんが11月21日、山梨崇仁葉山町長を表敬訪問し、山梨マスターズ陸上競技記録会70~74歳の部女子60メートルで日本記録を更新したことを報告した。

10月29日に行われた「山梨マスターズ陸上競技記録会」でのスタートラインに立つ松尾さん(本人提供)

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 松尾さんは、緑が丘陸上競技場(甲府市)で10月29日に行われた「山梨マスターズ陸上競技記録会」の60メートル種目で9秒48を記録し、W70クラス(女子70~74歳)の日本記録(9秒57)を更新した。100メートルでは15秒67と山梨県新記録となり、日本記録(15秒66)に0秒01まで迫った。

 中学・高校では陸上部で練習に励み、100メートルや400メートルリレーの選手だった松尾さん。大学受験、就職でいったん陸上から離れたが、48歳の時、保護者仲間に誘われて大会に参加した。

 「100メートルを14秒8で走ることができ、まだ走れると感じた。35歳から運営し始めた保育園ではいつも園児と走っていたし、小学校6年生にも負けなかった。大会を意識するようになり、62歳の時、初めてマスターズに登録した」と松尾さん。2018(平成30)年にはW65(女子65~69歳)の60メートルで9秒39の日本記録を達成している。

 横須賀にあるグラウンドで走る練習は週に2回。毎日欠かさずに行うトレーニングはヨガマットの上での体幹を鍛える筋力トレーニングとラジオ体操第一と第二。松尾さんは「元々足が丈夫にできているようだが、整骨院を営む夫にはよくケアしてもらっている。長距離を走らないようにするなど足に無理させないよう大事に使っている」と話す。

 報告を受けた山梨崇仁町長は「高齢者の医療費を減らそうと健康に力を入れたまちづくりを提言しているがその象徴として、皆さんに紹介できる。立派な成績で素晴らしい。100メートルの日本記録更新も期待している」と記録をたたえた。

 松尾さんは「昔は走っていたのよという人も多い。仲間ができれば張り合いもできる。葉山町にも2レーンでいいから本格的な陸上コースができたらうれしい」と話し、「園児と保護者向けに、かけっこ教室を行うが、これからは小学生にも走る基本を教えていきたい」と意気込む。

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