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葉山のねんりんピック代表スイマーが町長訪問 ベストタイム更新の決意表明

(左から)町生涯学習課長の中川禎久さん、沼田葉子さん、山梨崇仁町長

(左から)町生涯学習課長の中川禎久さん、沼田葉子さん、山梨崇仁町長

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 ねんりんピックかながわ2022水泳交流大会代表選手の沼田葉子さんが9月28日、山梨崇仁葉山町長を訪問し、大会でのベストタイム更新に向け決意表明を行った。

葉山町長訪問で、沼田さんが泳法について説明する

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 葉山在住でカラオケスナック「葉歌」(葉山町一色)を経営し、ヨガのインストラクターでもある沼田葉子さんは60歳から水泳を再開した。「小学生のころ、病弱だったため、母の勧めで中学・高校と水泳部でしごかれた。嫌々やっていたので卒業と同時に水泳は辞めて、ヨガを始めた。ずっと泳いでいなかったが、60歳になり、健康維持のためにスイミングクラブに通うようになった」と沼田さん。

 水泳仲間から誘われて初めて出場した「湘南マスターズ水泳大会」で、沼田さんは25メートルバタフライと50メートル平泳ぎで2位だった。「負けたことが悔しくて本気で練習を始め、翌年1位になった。結果が出たこともあり、練習が楽しくなった。年相応に肩も膝も腰椎(ようつい)も経年劣化しているが、そこに負担をかけない泳ぎ方を自分なりに研究している」と沼田さん。

 8月21日に平塚総合体育館温水プールで行われた「かながわスポーツマスターズ水泳競技大会」に出場した沼田さんは、65歳-69歳クラスの女子200メートル個人メドレー(3分48秒03)と女子100メートルバタフライ(1分51秒27)に出場。ともに大会新記録で1位となったほか、女子50メートル自由形(38秒69)でも1位となった。沼田さんは「毎年タイムが良くなる。特に長距離の方が得意で、全国50傑ランキングの1500メートル自由形部門で、61歳では36位だったが、62歳では18位、昨年は10位前後に上がっている。夫には、日本記録をみせると言って応援してもらっている」と笑顔を見せる。「何か始める時に、まだ早い、もう遅いはないと思っている。葉山に温水プールができ、仲間が増えたらうれしい」とも。

 山梨町長は「大会新記録という素晴らしい成績は町の誇り。ねんりんピックには町の代表としてベストを尽くしてきてほしい」とエールを送る。

 大会は11月12日~14日、さがみはらグリーンプールで行われる。

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