野外イベント「池子の森の音楽祭」が11月29日・30日の2日間、池子の森自然公園 400メートルトラックで2年ぶりに開催される。主催は逗子在住のクリエーター有志による池子の森の音楽祭実行委員会と逗子アートフェスティバル実行委員会。
前回2020年の「池子の森の音楽祭」会場入口(提供=池子の森の音楽祭実行委員会)
5回目となる同イベントは池子の森自然公園で初めて開催された市民発の音楽イベントで、逗子に縁のあるさまざまな世代のミュージシャンが参加する。実行委員長で「逗子海岸映画祭」なども手がける長島源さんは「ファミリーで来ることができ、コアな音楽ファンにも刺さる、文化の混在を大切にしている野外音楽祭。池子の豊かな森の中で踊って、食べて、寝そべって自由に楽しんでほしい」と話す。
今年の出演者はtoe、No.9 Orchestra、スチャダラパーといった野外音楽フェスに多く参加していいるアーティストから葉山在住のネイティブフルート奏者・真砂秀朗さん、逗子出身の髙木完さんやEminataさんをはじめ、LUNASUN(近田春夫&OMB)、coyah-yaoo×ヨシダダイキチ、坂口恭平さんなど17組が出演する。長島さんは「作曲家の辰田翔さんが公演のたびにいろいろなジャンルで活躍する音楽家を集めて行う音響実験プロジェクトnotremusicaは昨年、音楽祭の代わりに開催したホールでの音楽会で話題になったプログラム」と期待を寄せる。
マーケットエリアには飲食店や雑貨屋が出店し、ワークショップではお面を作って変身、弓矢や石の飾り作り、サバボディーペイントなど親子で参加できる内容になっている。
長島さんは「ディープで多様性あふれる音楽と、子どもから年配まで楽しめるボーダーレスな空気、あらゆる世代が楽しめるコンテンツを提供できるよう準備している。逗子が誇る、池子の豊かな森の自然と音楽を楽しんで」と呼びかける。
開催時間は29日=9時30分~20時、30日=9時30分~18時。料金は前売り=2,500円(逗子市民は2,000円)、当日=3,000円(同2,500円)、2日間チケット前売り=4,500円(同3,500円)、高校生以下無料(小学3年生以下は要保護者同伴)。