逗子駅前交番（逗子市逗子1）が9月26日に閉鎖され、徒歩約5分離れた京急逗子・葉山駅近くの新逗子駅前交番に統合された。

京急逗子線の踏切近くにある新逗子駅前交番

　逗子警察署の後藤哲也地域課長によると、逗子駅前交番の敷地所有者であるJR 東日本から、再開発を理由に土地の返還要請があり、神奈川県警察交番等整備基本計画に基づき、統合された。

　逗子駅は1889（明治22）年に開業、同交番は1894（明治27）年に設置された。1983（昭和58）年に建て替えたが、老朽化が進んでいた交番の建物は10月に取り壊され、本年度末までに統合後の治安対策として導入される車両「アクティブ交番」を配置予定。配置場所は未定。

　「JR東日本によるビルの計画が進む中で、交番を移転できる場所をJR側が調整中。移転を打診されてはいるが、移転時期も場所も決まっていない」と後藤課長。

　逗子駅前交番のドアに貼られた閉鎖の案内を読んでいた市民は「人も車も多い駅前に交番がなくなるのは不安」と話す。