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逗子と葉山の海岸で海開き 逗子海岸はブルーフラッグ掲揚も

逗子海水浴場海開き式でブルーフラッグ掲揚。バリアフリーマット上では車いす利用者が見守る

逗子海水浴場海開き式でブルーフラッグ掲揚。バリアフリーマット上では車いす利用者が見守る

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 逗子市と葉山町の海水浴場で7月1日、海開き式が行われた。

葉山・森戸海岸で行われた海水浴場保全祭

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 逗子海水浴場では8時30分から、桜神宮逗子分社(逗子市桜山6)による安全祈願の後、逗子市と逗子海岸営業協同組合の主催で海開き式を行った。

 式の中では、今年4月27日に同海水浴場が取得した国際環境認証「ブルーフラッグ」の青い旗を海岸監視所の横に掲揚した。ブルーフラッグは国際NGO「国際環境教育基金(FEE)」が展開する国際認証制度で、海水の水質、環境教育、安全性など4分野33項目の基準があり、毎年審査する。同市によると、国内6番目の取得で、煙のないビーチを目指して紙巻きたばこの喫煙所の設置をやめたり、砂浜にはバリアフリーマット、公衆トイレにはロールタオルを設えたりする。

 逗子海岸営業協同組合理事で海の家「プリンセス・ウェーブ」オーナーの勝田康司さんは「昨年、8月2日から新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言が排出され、海の家を閉めたが、その後も組合は、海岸のごみ拾いをし、パトロールをした。今まで、閉店後に海岸から駅に続く道の清掃などはしてきたが、自分の店のことで忙しく、海岸全体を見渡す時間がなかった。毎日、仲間と海岸を歩きながら、子どもたちにこの海を残していくには旗印になるブルーフラッグ取得が有効だと話し合い、準備してきた。下水道設置などこれから整えていく項目もあるが、組合メンバーの気持ちをまとめて、逗子海岸の取り組みを広く呼びかけていきたい」と話す。

 葉山町の森戸海岸では10時から同町主催の海水浴場開き式が行われ、続いて葉山森戸海水浴場組合、一色海水浴場組合、県立葉山公園海岸営業組合、長者ヶ崎海岸営業組合、同町貸しボート組合、葉山下山貸しボート営業組合、同町漁業協同組合、同町商工会の主催で海水浴場保全祭が行われた。

 山梨崇仁町長は「海の家があっての海水浴場と思っている。今年は最後まで営業できるよう安全な夏になればと思う。日頃のビーチクリーンとともに大規模なビーチクリーンも3回予定されている。葉山町が環境整備に力を入れていることを海岸を通してさらに浸透させていきたい」と力を込めた。

 海水浴場設置は、逗子=9月4日まで、葉山=8月31日まで。

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